035 高円寺・野方屋 【koenji・nogataya】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
高円寺3軒目は
やきとん 野方屋さん
こちらのお店
わたくし行きつけであります
赤星から入りまして
マカロニサラダ
なめたけおろし
いいお店の見つけ方
まず
誰からの紹介でも
グルメサイトでの評価からでも
飛び込みでもいいので
自分に合うお店を見つけましょう
一旦ね
そしたら
カウンターに座ります
お隣にいる背広の紳士(独り呑みスタイルの)に
「この辺で、ここ以外にオススメのお店ってあったりしますか?」
この質問をできるまで、トークに華を咲かせるのです
“独りで呑んでいる”
“ビッとした”
おじさんは、そのエリアでいい店を絶対知ってます
週末よりも
平日のほうが良いかもしれません
翌日を考えてキレイにサク呑みしてる方は
居酒屋ジプシーである可能性が高い
これ、いい店を掘り当てる近道です
野方屋さんはそうした出会いで寄らせてもらっています
もちろん、話を聞けたファーストのお店に通うことも忘れずに
頭に鳥打乗っけて
甲類にお見舞いされているオッサンからは
下衆なとこしか聞き出せません
気をつけましょう
やきとんが美味いのよ
カシラ
ハラミ
味噌で
やきとんのチェイサーで、おろし方面を頼んでおくといいよ
口の中パリサツ
バイスなんかに切り替えて
飲み干したら
ごちそうさま
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
100軒以上の古着屋があるという古着のメッカ高円寺。いい呑み屋があるように、いい古着屋というものがあります。条件は様々ですが、その中のひとつが入りにくい店である事。地下だったり、怪しいビルの中だったり、看板が出てなかったり、外から見ても世界観エグかったり。客側にその店を目指す高いモチベーションを要求してくる店です。若き日の僕は何度も何度も弾かれました(まだ弾いてくる店もある。まだまだ若いという事か。嬉し)。ある種、店が客を選んでるんですね。客もインテリアの一部ですから。なので、もし若いあなたがそんな店を見つけたら、弾かれて弾かれて、年取って、自分がいいインテリアになれたときに入ってみてください。きっと素敵な服に出会えます。そして高円寺でそんな服に出会えた日の夜は、入りやすい名店「やきとん 野方屋」でやきとんとビールを。
編集:ヌマタリョウ Twitter
034 高円寺・カドヤ 【koenji・kadoya】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
高円寺2軒目
チータミーノ(立ち呑み)
カドヤさん
高円寺立ち呑み界じゃ新し目のお店ですね
L字のカウンターに陣取ることができたら
店内すべての人が話し相手
チータミーノの良いところ
この煮込みがヤバスギルスキル
赤味噌で仕込んだブツ
灯油の匂いでノスタルジー
あ、あとここ美人なお姉さんが仕切ってる時がある
そんときギュウギュウ
ちょっと遠くからでもわかる程
デ
玄米緑ハイへ切り替え
これもいいよ
もっちょいつまむかってことで
いもフライ
サクッとつまんで
サクッと呑んで
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
さて、得意の立ち呑みです。高円寺にはたくさんのコテコテ立ち呑みがありますが、こちらの「カドヤ」はややスタイリッシュ寄り。生がエビスだし、煮込みも洋風でガーリックトーストまで付いている(これが美味い)。偶然にもノー古着のコーデとマッチしています。たいそうなことではありませんが、この時期に立ち呑む上での流儀があります。それは上着を脱がないこと。立ち呑み屋は回転が命。うまい酒やアテを安価で出してもらっているわけだから、長居は無用。サクッと呑んで室内上着が暑くなる前に出る(こちらのなか3杯とれる玄米緑茶ハイもサクッと)。店側の誠意に上着で応えるわけです。とはいえ、中に着ているニットやスウェットのイカしたデザインを可愛い店員さんに見せたい場合は締めていた上着の前を開けるくらいの融通は利かしてもいいかもしれないですけどね。
編集:ヌマタリョウ Twitter
033 高円寺・赤天 【koenji・akaten】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
続いての街は
高円寺
餃子とルービーの相性は
パンクスとモヒカンと同じく
KOENJI CITY HARDCORE
赤天さんへ
なかなか入りづらい佇まい
女子独りじゃキツイかも
でも
これを読んでくれているあなた
ぜひ飛び込んで
吞兵衛の黒帯を巻くために
赤星をノドに
知ってるかい?
二日酔いの特効薬
それは
向かい酒
腹の中から
「おかえり」
って聞こえるよ
メニューは餃子と赤星オンリー
あとは
全てを知るオッチャンの話で呑ればいい
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
今回の洒落酒、他の街を予定していたのですが諸事情により急遽高円寺になったんです。高円寺といえば古着の街。本来なら当然古着中心でコーディネートしたいところですが、前日にその他の街用のコーディネートを組んでいたので、あえて組み直さずにそのままでいったりました。カレーの口、ラーメンの口ならぬ、黒コートの上半身になってたんで。最近はデカイ服ばかり着ているんですが、このコートは4年前に買ったものなんでジャストサイズです。このボリューム感でかなり暖かいという優れもの。上がジャストな分、下にはスポーツの要素を入れたくて、Y-3のスラックスとジャージの中間のようなパンツを投入。ドローコードでキュッと絞れる仕様。裾にたまる感じがたまりません。インにはデカイ白のスウェットにL.L.beanのXXLのハイネック(めちゃくちゃ使える)を同色で重ねて、ルーズに。上着を脱げばいつものシルエットです。そんな装いで寒空の下、高円寺を歩きます。まずはゲキ渋個性派餃子店「赤天」から。みんな餃子の口になってきたんじゃないでしょうか。
編集:ヌマタリョウ Twitter
032 恵比寿・狗山 【ebisu・kuzan】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
恵比寿ラストでござい
狗山(くざん)さん
シャレたビールグラスに血管浮き出るほどのホクホク顔
旬なヤツを
そんな注文で粋がる
卓上に この季節の風景
続けて串へ
これが美味んまいんだ
串はドラマだから
かぶりついたほうがいい
と、2本目をいきなりバラシてますが
こちら、卵にくぐらせて食すスタイル
美味しく食べるための店の指示はしっかり聴きます
コミュニケーションにもなりますからね(これ大事)
ワインへ
いい服を着た三浪に合うワインを選んでもらう
例えば
DJならこの雰囲気に合った曲を
と、頼めば そのDJなりの選曲があるはず
最近、そういった“専門家に選んでもらう”といったことが色んな世界でできるし、してもらったほうが俺が広がるような気がしている
ワインに関してはルーキーですが
美味い
洒落酒を通じて
いい店だなぁ
と感じるのは
清潔ということと 店主の目が行き届く店内
これね
狗山さんも モチ野ロン太郎です
デートのラストに仕込みたい場所
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
恵比寿ラストは実に恵比寿なお店です。恵比寿、コテコテ、コテコテときて、〆の恵比寿です(ロングコート着てきてよかった)。外観も内観もめちゃくちゃおしゃ。ビールグラスも恵比寿にしかない形をしていますし、イスの座面の反発具合もぴったしです(ギャルソンのパンツも大喜び)。ソムリエ厳選のワインをいくつかいただきました。ワインには不案内なんで、ひとつも名前を覚えれてないんですけど(すんません)、どれもなにか美味しかった気がします。ワインってオシャレな雰囲気が溶けこみますよね。美味さとして。何でしたら、ほとんど雰囲気を呑んでるよんなもんかもしれません(お酒全般雰囲気もんですけど、特に。逆にビールの安定感すご)。5畳1Kの家で呑んでも全然美味しくないですから。ワインに溶けこんでくれる部屋に住んでみたいもんです。そして、毎晩のように恵比寿へ。
編集:ヌマタリョウ Twitter
031 恵比寿・純ちゃん 【ebisu・junchan】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
あけおめ with KOTOYORO
みなさん、今年も お互い大いに呑んでいきましょう
で
去年から続きまして
恵比寿3軒目は、恵比寿横丁より
わたくしも初見ってことで
三浪と一周グルっと
女子率(カワイイ方面)高め
出会い生産横丁というのは迷信では無かったようです
例えば
女子2男2で来てるのかな?と思ったら、女子2と男2の相席です
だって、2軒目の とよかつ さんに2人で来てた女子が相席してたもの(軽く挨拶して)
そんなことを目的に呑みに行くのもありですよ(これ重要)
スタートに戻って2周目
純ちゃんにピットイン
ピーホツ
異常なまでの中の量
ホッピー、隠し味かよ
ありがとね
純ちゃん
5杯盗れたわ
から
ポテサラ
ハムカツが作る影を見たことがあるかい
かなり効かされたとこで
ごちそうさま
みなさん、今年もお互い大いに呑んでいくために
どうか健康で
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
あけましておめでとうございます。2017年、元日。東京に住む妹と東京に遊びに来ていた母親と3人(全員酒呑み)でどこかに呑みに行こうかということになりました。初呑みです。2人に紹介したい名店は山ほどあるのですが、元日ということでどこもやっておらず(名店あるある)、仕方なく、まぁたまにはということで六本木のシャレオツなあるお店に行きました。薄暗い照明に、広いテーブルな感じの店です。しかし、ここがどうにもこうにも我々と相性が悪かった。早々に店を出ることになってしまいました。時間は20時。消化不良感がとてつもない状態です。そこで、何店舗かはやっているだろうと言うことで恵比寿横丁に繰り出すことにしました。行ってみると全体の3分の1程度ですがやっている店があり(「純ちゃん」はお休みでしたが)、元日から呑みたい酒好きたちがいい顔をして集まっていました。きったない店内。あっかるい照明。板onビールケースのせんっまいテーブル。これですわやっぱり。 妹も母親も自然とえびす顔に。相性抜群のようです。今年の僕の呑みは恵比寿横丁から始まりました(六本木はデリート)。いい年になりそうです。時系列ややこしくて恐縮ですが、 今年もよろしくお願いします。
編集:ヌマタリョウ Twitter
030 恵比寿・まくら とよかつ 【ebisu・makura toyokatsu】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
恵比寿2軒目です
この日も恵比寿で4軒行ってますので、残り2軒は 年またぎ
まあまあまあ
キリの悪さも呑んで うやむやにしちまおう
さ、
まくら とよかつさん
いいね
夏
夕暮れ
闇雲にこのあたりをウロウロしてて
そしたら、こちらの お店の前にさしかかった
暑いから正面扉が開いててさ
雰囲気を雰囲気で煮しめて
最後に雰囲気をふりかけたような
そんな暖簾の向こう側
ここは行かねばと思ってたとこ
1軒目、恵比寿ビール記念館には無かった赤星大瓶で仕切り直す
右手から口の中
ビールと手を繋いで踊りながら胃袋に消えていくために焼かれた串
ごちそうさまです
2016
みなさま
健康で
良いお年を
2017
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
住みたい街ランキング上位常連の恵比寿。大人、洗練、ハイソ。この辺りが一般的な恵比寿のイメージでしょうか。一軒目に選んだガーデンプレイスも大人で、洗練されていて、ハイソで、クリスマスでした。でも、以外とあるんですよね。恵比寿にもコテコテ店が。「まくら とよかつ」昭和21年創業。クリスマスな街になる前の恵比寿を知っている店です(余裕で)。入り口から、若者よ入れるもんなら入ってみいの雰囲気。店構え自体が門番です。3年前の僕ならこの門番にはじかれていたでしょう。中に入ると、変形鈍角コの字カウンター。そして、なんとこちら焼き物の追加注文が禁止なんです。どんなに美味しいと思っても、どんなにおかわりしたくても、どんなに空いててもです。禁止の理由はわからないですけど、名店には信念があるもんです(空いててもがポイント)。いやー、名物の「まくら」もう1本食べたかったんやけどなー。近いうちにおかわりしに行こうと思います。
編集:ヌマタリョウ Twitter
029 恵比寿・エビスビール記念館 【ebisu・museum of yebisu beer】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
恵比寿です
師走
いそ賀しい太郎
街は、メリーでクリスマスなイキフン
恵比寿でエビスビールのレア方面なヤツが呑める場所があるって聞いて
そう
そこは
エビスビール記念館
歴史より
ビールを身体に入れてくよ
コインを買って
ルービーを選ぶ
シャレたツマミのセット
ここでは
慣れ親しんだ “晩酌セット” “お疲れ様セット” といった名では無かった
ノドに冷たいのをブチあてる
恵比寿
あの辺あたり気になんだよね
前通ったとこの、店っ面がイカしたとこあってさ
作戦がまとまったところで
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
さて、恵比寿です。恵比寿ガーデンプレイス、時計広場、6時です。この時期ガーデンプレイスは色づきます。 ということで、いつもより上品に。ストリートは抑えめで。モテる用のネイビーのコートを羽織り、キャップではなくニット帽、スニーカーではなくカッチリシューズです。しかし、恋人達の季節を完全に受け入れることができず寒色の寒素材のコートを挿してやりました(コートonコート!)。いざ繰り出してみると、意外にも暖かみのある景色とのコントラストがいい感じ。実は一旦赤のニット帽をかぶって家を出たんですけどね。耐えられず、引き返しました。サンタクロースの格好をできるほど、まだ大人になれない。でも、彼女のクリスマス気分を上げたいから、こっそり赤いキャップをかぶるくらいならできそうだ。と、今月のPOPEYEに書いてありました。こういうとこですかね。僕は。何はともあれ、メリークリスマス。
編集:ヌマタリョウ Twitter