053 北千住・大はし 【kitasenju・ōhashi】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
次なる町は
はい、ドン
足立区は 北千住でありんす
あんま行かないとこ
早めに着いたので
ちょいとあたりをプラっとして
で、
三浪の目当てはこの通りにあるらしい
はい、ドン
大はしさん
東京三大煮込みに数えられる名店ですな
北方からの風に運ばれて
その噂は かねがね聴いておりました
まずはルービーからっしょ
おっと
写真が無い
無いのではなく
こちら、店内撮影禁止とのこと
ここは従わざるを得ない
キレイに呑みましょ
モチ野ロン太郎で煮込み一丁
豆腐と牛のスタイル
もう一品
ホヤを
ホヤって磯の空気を圧縮したヤツだろ
口に入れるとテトラポットに打ち付ける波が見える
キレイな海じゃぁねんだわ
好きです
そんなこんなでルービー追加
煮込みもペロリで
「煮込み、もう一丁いっとく?」
なんて話してたら
威勢のいい おやっさん
俺たちの煮込みの皿を見て
「まだ残ってるよ!」
5mm角の豆腐 ✖ 1
と
3mm角の肉 ✖ 1
オンリー!
いや!
助かるね!
麻布十番だったら
これの3割手前で持ってかれっから
汁ごとすするように平らげ
おかわり
2杯目もキレイにいただいて
ごちそうさま
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
秋冬春と重ね着をたくさんしてきたから、その反動で一気に引き算がしたくなる。ロンTも潔く1枚で。色もシンプルに拾っていきます。それでも、まだ柄やHONDAのロゴがうるさいので夏本番に向けまだまだ引き算の余地がありそう。そして、6月は靴の天敵雨の季節。この時期はいつ降られるかわからない。頑張って買ったAldenのストレートチップやお気に入りのadidasのZXにはしばし雨宿りをしてもらって、ちょっと早めにビーチサンダルを履いてみよう。どうせ7月から毎日のように履くのだから、1か月くらい前倒ししても問題ない。先ドリってことにもなりますしね(そう言えば、パンツもリネンだ)。濡れるために作られてるものだからどんな豪雨も怖くない。苦手な梅雨はロンTとビーサンで乗り切ろう。その先には大好きな夏が待っている。
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文・編集:ヌマタリョウ Twitte
052 麻布十番・あべちゃん別館 【azabujūban・abechan bekkan】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
麻布十番ラストっす
2軒目に行こうとしてて
混んでたから
あとまわしだべ
ってなもんで
4軒目にリベンジ
あべちゃん
(下部のフォント 怖くね?)
しかしねぇ
本店は やっぱ混んでてさ
別館なの
スっと入れたから
ま、いい
赤い星が麻布十番の夜に流れる
あ、
混んでる お店
並んでまで呑まないすよ我々
だって
並んでる時
呑めないじゃん
イカした煮込み
盛りがビューティーな漬物
パねぇキュウリのエッジ
遅め入店で
目当ての串がけっこうヤマで
でも
出してもらったヤツどれも旨かったなぁ
七味を定位置に置くのを待ててないもの
だし巻き卵のロマン
カツオ出汁あたりを鶏卵に合わせる
魚とニワトリの卵
自然じゃ絶対に出逢わないもんな
旨いメシ食ってっと
たまに
ここのゾーンの感動に入るわ
で、
命に感謝
食い物は残しちゃいけねぇ
このあたりでレモンサワーに切り替えつつ
サリアツなシイタケあたりで〆にもってく
てなとこで
その日のラッキーナンバーが
10
だったら
いや、
理由はなんでもいい
また麻布十番に来よう
帰り
オーダーストップの本店
終わり際どれくらい お客いるんだ?
チラっ
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
今回1番の目的地であったあべちゃん本店には弾かれる格好となりました。残念無念です。目当ての店に確実に入る方法として、予約をするというやり方あります。でも、僕はこれがどうも苦手です。というか、好きじゃない。だって、当日にならないと、その時間にならないと何の気分になってるかわからないでしょ?焼きとんの口で、旬魚のカルパッチョはいけないですから。そもそも酒を呑んでアホになろうなんて奴がキチキチ予約をするなんてどないやねんです。そこはフラフラっと導かれるがままに。人生はタイミング。今回はあべちゃん本店のタイミングじゃなかっただけのこと。いつか然るべきときに食べに来いよということです。今度フラっと寄らしてもらいます。ただ、女の子の機嫌を損ねる恐れがあるのでデートのときは彼女の好みを聞いたらこっそり予約をしておきましょう。
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051 麻布十番・山忠 【azabujūban・yamatyū】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
麻布十番3軒目
こちらは三浪からのススメ
「どんな感じのとこ?」
「藤八っぽいすわ」
「ほうほう」
呑み歩き51軒目ともなると
店を店で例えられて
それが共通言語となる
ちなみに中目黒編 藤八 さんリンク
そんなこんなで
山忠さんへイン
ルービーをリッターでいくよ
ジョッキ
もっとデカくても上等だけどね!
なにアテていきましょ
カウンターに惣菜を鎮座させるスタイル好きだわぁ
子供の頃にTVで見てた
居酒屋のコントって
だいたいカウンター総菜スタイルだったなー
その頃から憧れてたわ
和風に麻婆をアレしたヤツと
タケノコをソレしたヤツ
この流れ
ポン酒に切り替えてもいいよね
肉系
野菜系いったし
バランスで
魚
マミツのバランス重要
任したら揚げ物オンリーでラッシュ キメてくるヤツぜんぜんいるからね
で、〆サバはと言うと
浅めの〆で旨し
DHAをサンキュー サバっち
ずっと賑やかでいいとこだった
ごちそうさまでした
さっき入れなかったとこに
リベンジかましに
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
トラックパンツやスウェットパンツなど、本来よそゆきのファッションに落としこみにくいもの(部屋着的アイテム)を着るときは、カチっとしたアイテムでバランスを取る。シャツやジャケット、革靴なんかがそれです。方程式ってやつです。これで安心ですね。でも、世の中にはそんな小細工をせずとも、ファッションに落としこめる強者がいます。もうまとっているよそゆきオーラとでもいいましょうか。何着てもファッションにできちゃう人たち。イケメンとか小顔とかそういう事ではなくて。こういう人たちはスウェットパンツにTシャツでも、トラックパンツにトラックジャケットでも単なるインドアやスポーツではないファッションにできてしまうんです(最強)。ここにはもう方程式は存在しません。誰が着てるかです。服が似合うことって本当にかっこいい。僕もそろそろ今夏はトラックパンツにTシャツで出かけてみましょうか。
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文・編集:ヌマタリョウ Twitte
港区
立ちで、天ぷらで呑れる店 天つゆに入った大根おろしをつまみになんてしみったれた呑み方はやめておこう ここは港区さ!
オシャレな立ち呑みスタイル こういったスタイルの店の形式をなんて言えばいいのかいいのだろう?なので “ オシャレ ” しか出てこない シャンパンをもっきってくれる やられちまうね!
居酒屋 of 居酒屋 居酒屋の定義 それはツマミの守備範囲 例えば “ 陸・海・空 ” の食材どれも旨い みたいな カウンターに置かれた惣菜が絶景
この地域で醤油ダレが焦げる旨そうな匂いがしたら、その匂いに連いていきなされ こちら “ あべちゃん ” の本店にたどり着くはず しかし、人気店 いつも混んでいる そんな時はこちらの別館に通してもらおう
立ち呑みってのは、今日はどこで呑む?そんな作戦会議をする “0” 軒目 やまとやさんは、駅から最速でたどり着けるよ
東京にもあったんだ、と 福山雅治も驚くだろう 東京の水をつかった酒蔵さん
TAMACHI CITY HARDCORE 暖簾の奥から溢れる歴史が作ったハンパねぇオーラ 酒場の黒帯を目指すなら確実に通過せねばならない場所
デカい暖簾、そして、それは “ 黒地に白抜き ” ってぇんだから間違いねぇ ガバっとめくって入っちゃおう
世界一、立ち呑みがあるんじゃないかな?新橋って 俺らは此処を選んだって話
初めて此処で “ シロ ” 串を食べたときに、シロの概念が変わったね タレの味もグンのバツよ
いくつもの夜をここで創った 翌日、昨日の反省しに行こうや、ってなもんで
新橋の夜 此処に有 16時オープンなんでライバルが多い しかし、新橋に来たなら入らないとなとこ
やっぱ〆はチーターでシース―っしょ 各町にあれば、一軒おさえておきましょう
050 麻布十番・bistro あわ 【azabujūban・bistro awa】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
ちゃす
麻布十番2軒目っす
さて
2軒目は お目当てのところがあってね
道を調べて
さ、次へ行こうか
満席かいっ!
いやね、
さすが麻布十番ですよ
お客、卓にゆったり座ってやがる
新橋なら6人座るとこに2人ってとこ
店側も詰めねぇんだわ
じゃ、
もっちょい立ちで会議すっか
ってなわけで
2軒目は bistro あわ さん
マミツチョイス
よし
レバーいっとくか
旨い
ルービーすすぃっと
ここで切り替えて
こちらの名物らしい
もっきりのシャンパンを
おっとっとぉ
表面張力
大人の理科の授業
マミツ もういっちょいっとこうよ
はい これで
マッシュルームでシャンパンを呑る
ってもう世界観POPEYEだね
シイタケで日本酒ってのとはわけが違うってなもんよアナタ
ペロリ
ゴクリ
で、ごちそうさま
おっと、領収書を忘れずに
あて名はね・・・
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
ファッションは自由です。なので、基本的に“あえて”とか“逆に”とかが入りこむ余地はあるんです。コーディネートは3色までとか、上が大きければ下はタイトにとか、誰が決めたかわからないルールは破りまくればいい。でも、守るべきルールもあります。ボタンダウンのボタンは留めましょう。ここで“あえて”は通用しません。あえてしまえば、ルールを知らない奴になってしまいます。ボタンダウンは乗馬競技ポロの選手がユニフォームの襟が風にあおられバタバタするのを押さえるためにボタンで留めていた事に由来すると言われています。あのボタンは留めるためについているんです。外したら風でバタバタするんです。意図があって、そうなっているものは崩してはいけない。オリジナルアルバムをシャッフルで聴くようなものです。iPhoneにカバーをつけるようなものです。「深海(ミスチルの5thアルバム)」は裸のiPhoneで順番に聴かないと。あとボタンダウンのシャツはノーネクタイで第一ボタンを外して着るというルールがありますが、下がトラックパンツなので第一ボタンは“あえて”留めています。
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文・編集:ヌマタリョウ Twitte
049 麻布十番・喜久や 【azabujūban・kikuya】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
はい
町は変わって
麻布十番でございます
なんといいますか
オシャレな空気は感じるんですが
どこか下町が見え隠れするような
そんな
なんて言えばいいんだろうな町です
そのあたり
酒場巡りから探っていきたいと
で、
1軒目は 喜久や さん
立ちで赤星から
こちら天ぷらで呑れるらしい
まずは店を試すリトマス試験紙
ポテサラから
マスタードなんてシャレたのが忍んでやがる
いいね
ガッツリ反応
じゃあ天ぷらいってみっか
揚げたてをちょいと待って
烏賊 / 万願寺 / 大根
クォリティ高し
これは呑れるわ
メニューから
カラアゲも旨そうな気配を感じて
喉から胃袋までのストレート
赤星がカラアゲを追いかけていったね
やはりこの町はオシャレな町なんだと感じたこと
それは
「こちらの お皿下げますね」
のジャッジが早い!
天つゆの中の大根おろしオンリーを
チビチビとツモって呑っていた俺たちは
この町の住人で無いことは明らかだ
ここが赤羽なら
あらゆるところから怒号が
そして警察沙汰さ
しかし、我ら洒落酒組は
町に従うのです
“ キレイに呑む ” ってこと
これがすべて
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
洗練されたオシャレな街並みに、昔ながらの商店街が残る麻布十番。新旧がうまく交わりながら、大使館もあり、国際色豊か。この街にはトラックパンツにキャップがよく馴染みます。最近はデカイ服を着続けていた反動で、少し細いパンツも気になってきました(上はまだまだデカイの一辺倒!)。トラックパンツなら細くてもカチっとし過ぎず、あくまでもラフに履けます。こいつはテーパードがかかっているし、ベルトループもある優れもの。まさにジャージではなくトラックパンツと呼ぶのにふさわしい。どうやらアメリカのスポーツ用品ブランドらしいのですが、よくわかりません。まあ、カッコいいからいいんです。スポーティなパンツを履くときは完全にスポーツにならないように気をつけます(完全にスポーツでもファッションに持っていけたら最強なのだが)。そのスポーツ軽減アイテムとして、シャツをチョイス。腕、襟、胸にこれでもかというくらいWranglerの刺繍。おもしろいです。今回も代々木上原に続いて近所に住んでる奴スタイルです。張り切らないでどーぞ。
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文・編集:ヌマタリョウ Twitter
048 代々木上原・終日one 【yoyogiuehara・syūjitsu one】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
代々木上原4軒目
この町の〆でございます
終日oneさん
さ、
クラフトビールなんかで粋がろう
こちらのフィッシュ&チップスが旨いという噂を俺達は仕入れている
ということは?
そう、
注文
初めてフィッシュ&チップスを食した時って
「なんで酢だよ!?UKのヤツらの舌はイカレてんのか!?いいからタルタルとケチャップをもっとよこせよ!」
と息巻いていたのも昔の話
今じゃあ ビネガー ( ←オシャレに言ったね! ) をたっぷりとかけて “ グフっ ” とむせたいくらいさ!
さらに
こちらのレモンサワーが旨いという噂を俺達は仕入れている
ということは?
旨いわ
そんでこちらのレモンサワー
おかわりの際に前のレモン残しで追ってくれる
超初恋
3回で溢れるので、4杯目は 振り出しに戻る
そんなんでついつい呑み過ぎ
そろそろ〆
かすうどんをキメる
傍らにグラスパンパンのレモン
そして写真のピントも合わなくなってくる
どぅるどぅるっとやって
ごちそうさま
旨い酒とメシにやられちゃって
気づいたら知らない駅に飛ばされちまってた
“ 酒呑みは
やっこ豆腐と
さも似たり
始め四角で
末はグズグズ ”
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
酒呑みになるにはたくさんの酒を呑めばいい。それと同じように、オシャレになるにはたくさんの服を手にすればいい。とにかくいろんな服に触れることです。僕もこれまでに数えきれないほどの服を見て買ってきました。その中でたびたび現れるんです。一度も日の目を見ないヤツらが。大量のタンスの肥やし。服好きあるあるです。これ、一見無駄使いになっているように思うんですけど、そんなことないんです。いわゆる勉強代。その服を手にした事自体に意味がありますから。違うとわかった事に。若いうちは打席に多く立たせろってやつです。多くの凡打がバッターを成長させるそれです。現に打率は上がっていってます。「悩んだら買うな」という格言も手に入れました。まあ、まだまだプライスタグがついたままの服が部屋にたくさんあるんですけど。若いってことですね。少年よタンスの肥やしを抱け!
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文・編集:ヌマタリョウ Twitter