豊島区
ブクロで降りたなら、まずは1軒目にウナギなんて乙じゃないすか? 串で一通り貰って次の下地を作っちゃおうって寸法よ
ジンギスカン、さくら、ホルモンでSAPPORAWを流し込め! 炭より焼台のほうがカッコイイと思ってる
三浪がお世話になっている おかあさんがいるお店 上品な料理にポン酒が合う そしてここでは田舎煮を絶対に頼もう この洒落酒を見てこちらへ訪問したという方は、田舎煮をおかわりしたという
オールスタンディングでシースーを 呑みの〆のため、事前にその町の立ち喰い寿司をリサーチしておくことで そうとうカッコイイヤツになれる
三浪の行きつけに頼る 土地勘のある者に任せるのが吉 極狭ストロークを抜けて
弩DOPE、なのは昼間だけ 24営業酒のコンビニ
角打ち、立ち呑みスタイル 角打ちでもツマミを作ってるタイプのとこ 安心するよね
ガツンとニンニクなギョーザで呑る ラーメン屋でラーメンを頼まない これすなわち飲茶なり
069 池袋・うな達 【ikebukuro・unatatsu】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
こっからは
池袋ですわ
ここの駅
マジ迷路じゃね?
全てを把握してる人、いないだろコレ
まあ、いいや
無事、東口で待ち合わせて
向かった先は
うな達さん
一軒目は
うなぎでサクッといっとくか
って寸法
イン
KIRINのフルボトル
を
SAPPOROのグラスで
カツンと
いい冷やしかたしてますねぇ
中途半端な冷えの瓶ビなら
常温のほうがいいもの
では、
モチ野ロン太郎で
うなぎ串
注&文
セットでお願いします
(一通りの部位ってことよ)
しばし待つ
あいだに
2軒目どこにする会議 (ここが会議室だから、次が1軒目か!)
とかとか
関西のうなぎとさぁ
関東のうなぎはさぁ
ここが違げぇんだ
らしいよ
なんて
確証のない話なぞを
お待たせしました
と、
まずは
かぶと
肝
蒲焼
山椒をパラリとやって
ほおばる
旨い
見てよこの照り
遮光板を使わないと
目ん玉 痛めんじゃねってなもんで
ちょいと遅れて
ヒレがやってきた
ニラをらせん状に巻くスタイル
恵比寿の まくら とよかつ さんを思い出す
コの字カウンターをのぞき込む
凄まじくキープされたボトル
倉庫の中にもあるみたい
5本につき1本サービスだぜ
最高のサービスだね!
置ききれなくて
外にもあるんだって
早く呑んであげなよ!常連さん!
激シブなお店に
激ポップなタッチの
うな達くん ( なのか? )
対面の老夫婦から
TVとは
をレクチャーされながら
ごちそうさま
いいおかあさん
また来ますわ
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
秋です。さすがにもうね。ファッションをもっとも楽しめる時期の到来。1枚サラッと羽織れる季節です。この神季節はそんなに長くないので、どうしてもお気に入りをヘビロテしてしまいます。僕の場合は最近買ったこの古着のカラシ色。少しドリズラーっぽい雰囲気もあってシルエットにややクセあり。裏地なしの薄手のナイロンなのでこの時期にぴったりです(裏地ありは10月以降に楽しもう)。Tシャツに妖しげな紫を投入して、迷わずタックイン。カラシ×ベージュ、紫×青のちょっとずつトーンをずらす作戦。色拾いそうで拾わない作戦です(好きな作戦)。池袋は上京して以来お世話になっているホームの街なので今の僕の気分をフル動員します。そんな池袋の僕にとってのアウェイ側の東口から出発です。紫は混沌とした池袋の街の夕暮れ時と相性がいいみたいです。
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文・編集:ヌマタリョウ Twitter
068 大井町・餃子BAR EX 【ōimachi・gyōzabar ex】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
はい
大井町4軒目ラスト
目当てのとこがあってGO
やってないもの
じゃあ
わたくし
目当てのとこがあってGO
やってないもの
じゃーあ
店っ面見て良さそなとこへ
しかないじゃん
この町の解像度が
圧倒的に落ちていた中
餃子
の文字がハッキリ見えた
イン
小ビンで始める
あっこの店
あの店
なんでやってねぇんだよ
と
コレもう1軒か?
と酒場での緊急サミット
すると店のおねいさん
グルメ雑誌から
この町のオススメを教えてくれた
ちなみに
旦那さんの店が近くらしい
出会いはこの呑み屋街界隈だとか
👍いいね!20000
ってなわけで
餃子の写真も撮ってねぇんだけど
移動すっか
おねいさん
ありがとう
パクチー餃子が旨かったです
で、そのお店に
。
。。
。。。
もう炭落としちゃって閉店だってさぁ~
また来ようか大井町
いや
この町に吹く風が合わねぇってこともある
もう来ねぇ
って思うのも
いい酒場を見つける近道
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
僕は4年ほど自由が丘に住んでいます。自由が丘駅には東急東横線と大井町線の2路線が通っているのですが、仕事のときは基本的に東横線で渋谷方面に向かいます。なので、横浜方面に向かうときや大井町線を使うときは休日であることが多く、乗るだけで気分が高揚します。特に大井町線は車両も多くないし、主に住宅地を走っているので、どこかローカル線の匂いがして好きなんです。大井町線に乗っているときの何とも言えない胸の高鳴りは、買ったばかりの服を着ているときのワクワク感や手ぶらで出掛けるときの軽やかさに似ています。ココロが踊るってやつです。今回はその条件が勢ぞろい(ピンクのロンT買いたて)。最高のコンディションでインしたわけです。そして、大井町という街は、今回行った4軒のいい酒場はそんな僕のココロを1度も止める事なく、最後まで踊らせてくれました。いやー、楽しかった。再来店を約束した店もありますし、タイミングが合わず行けなかった店もあったので、冬くらいに買いたてのウールコートでも羽織ってまたココロ踊らせに行きたいと思います。
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文・編集:ヌマタリョウ Twitte
067 大井町・気まぐれくうちゃん 【ōimachi・kimagurekūchan】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
大井町3軒目ですねー
こちら、気まぐれくうちゃんへ
さっき、プラプラと町を偵察していた時に見つけたんですが
2Fの怪しげな感じに敬遠したんです
が、
2軒呑ってきて回ってるもんで
すると、
入ってみよう
って気になるんだから
酒は恐ろしい不思議なもんだ
イン!
瓶ビで開始
お通しは もずく酢
いいね
昔、酒場のセンパイから聞いた言葉
瓶からグラスへ注ぎあう
「2杯目からは手酌でいこうなー!」
これがなんとも響いた
呑兵衛ってのは、自分のペースでいくもんだろ
ってなもんで
こっちの THE 日本人 な気遣いも受け入れてくれたスタイル
スゲー優しい言葉だわ
酒場の空気中には、
たくさんの粋な言葉が漂っている
それをキャッチするために
そこに行っていると言っても過言じゃないね
チーム洒落酒は
ステーキもビックリの
いきなり手酌だけども
マミツをツモる
塩煮込み
旨いわ
〆サバ
炙りと
炙らずの2ッ盛
サバこそ
キング オブ フード
から、
カツオたたき、
と、
いこうとしたら
隣の隣のお嬢さん方で終わっちったって
涙をツマミに呑もうかと、
話してた
そしたら、
ラスト オブ ラスト
端 オブ 端だけどサービスと
また来る理由になった
我ら戻りガツオ
サンキューくうちゃん
そっから三浪
ポン酒に切り替え
〆近くには
レモンサワーへと
酔いお店でした
上がってきてよかったなー
飲み干したら
ごちそうさま
呑んだ夜の階段は慎重に
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
ストリートこそが僕のスタンダードです。そこを軸に色んなところに振っていく。モードを加えてもいいし、スポーツに振り切ってもおもしろい。困ったら原点のロンTにキャップです。野村監督が言う困ったらアウトローです。本来ストリートファッションはカルチャーと密接にリンクしている。芸術だったり、音楽だったり、スポーツだったり。ただ、僕の場合はアートの知識は皆無、音楽はミスチル1本、スケボーもプッシュができる程度です。見事にリンクしていません。でも、色んな格好をしてきたけど1番しっくりくるんですねこれが。1番似合うんです。単にファッションとして外見として好きなんです。バックグラウンドなんかなくてもこれだけで十分です。それっぽい理由なんか後からいくらでもついてくる。そもそもストリートの定義自体曖昧ですから。街から刺激を受けたらすべてストリート。変化こそが、ごちゃまぜ感こそが真骨頂です。変化するスタンダードを携えながら、酒場の永遠のスタンダード、煮込みと〆サバを頂きます。
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066 大井町・豊後屋 【ōimachi・bungoya】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
夜がこの町に片足を踏み入れた刻
2軒目を探しに泳ぎ回る
まんまと
針に引っかかっちまう
釣られちまおう
豊後屋さんに
豊後
ぶんご、って読むんだね
2階の立ち呑みってあんまり見ないよね
ビール a.k.a とりあえず
で開始
キャッシュオンスタイル
手元のカゴにマネーを仕込んでおく
で、
大井町に住んだらヤベェな
って話
駅から家までの間
バンバン釣られちまうわ
壁に貼られたメニューの数々
マミツチョイス
呑み屋のリトマス試験紙
ポテサラいくっしょ
密度が濃い
体積に対する重量が過去最高かも
まあ、行ったら頼んでみて
ちくわ磯辺揚げ
レバカツなんかも
ちくわの磯辺揚げはねぇ
旨すぎるんですよ
魚と青のりが地上の小麦畑でダンス
お客さんが入りはじめてきた
立ち呑みはサクッとがカッコイイ
呑み干して
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
意外な組み合わせを見るとワクワクする。調和がとれていれば新しい価値観を生み出し、とれていなければ単なるアンバランスに陥る。でかい振り幅の吉と出るか凶と出るかです。立ち呑み「豊後屋」。「立ち呑み×2階」意外性のある組み合わせです。まず、店名を含めた入口から階段を上っているときの昭和感、ホッピーや王道揚げ物などのど真ん中メニューが立ち呑みが遊戯場のおじさんたちの心をガッチリと掴みます。そして、スタイリッシュなビールグラス、窓ガラスに書かれたドリンクメニュー、広めにとられたスペースなど立ち呑みというよりスタンディングバーのそれというべき要素が女子にも居心地のよさを提供している。何より、アテが安くて美味い(1番大事)。「立ち呑み×2階」のギャップ感が成立させる和洋今昔折衷。完全に吉と出ました。見事に調和がとれています。意外性が生む少しの歪さが心地いい。面白みですね。ファッションもキーワードはギャップ感、意外性。寒くなる頃に、ウールコートの内側にナイロン素材でも差し込んで、また伺います。
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文・編集:ヌマタリョウ Twitter
065 大井町・肉のまえかわ 【ōimachi・nikunomaekawa】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
さ、
次なる町は大井町でございます
お目当ての お店は
肉のまえかわさん
早めに行かないと混んじまう
ってな情報を仕入れてあるもんで
駅から速足で向かいます
到の着
まえかわさんの元に
酒場の黒帯たちが集う
キャッシュオンで金麦の生をゲトる
いわゆる第三のビールってヤツ
いや、でも、キンキンの生は旨い
冷蔵庫にもあるよ
冷たいヤツがさ
発泡酒は銘柄まで書いてあんだけど
ビールはビールという大づかみなスタイル
ガラスケースの中のマミツを物色
隣で立ち呑んでた紳士がササミを勧めてくれる
箸は串2本を使うんだ
紳士のレクチャーを受ける
旨いわー
さらに揚げ物も
ガラスケースに
メンチが補充されたようだ
旨いわー
で、安い
この店じゃ¥3,000もありゃあロックフェラー家に生まれた気分
2人で¥1,000くらいだもの
ぞくぞくと黒帯たちが詰めかける
サクっとで出ますか
食器を下げて
ごちそうさま
さ、次へ行こうか
残暑こそ続くものの甲子園が閉幕すると、夏の終わりを感じてくる。君がいた夏/Mr.Childrenをリピートする時期なわけです。そうなると2ヶ月間お世話になったTシャツやアロハにはバイバイして(ありがとうございました)、長袖を引っ張り出したくなる。季節限定のものは早めに切り上げて先ドル。ファーストチョイスはスーパー便利アイテムロンT。このSt.Moritz SUPERSOFTというブランドはウィンタースポーツの聖地を名に冠したらしい。スポーツウェアをルーツに持つ服はやっぱりかっこいい。イギリス製なのもイカしてるし、ピンクのボディに赤のプリントが激シブ(近い色の合わせ最高)。上がロンTにキャップとストリート全開に対して、下はギャルソンのパンツにローファとややモードに。曖昧な季節はストリート×モードが映える気がします。そしてやはり立ち呑みとストリートの相性はいいようです。まずは大井町といえばここ。肉屋の立ち呑み「肉のまえかわ」から。
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文・編集:ヌマタリョウ Twitte
064 神楽坂・夢幻 【kagurazaka・mugen】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
さて、神楽坂
ちょい呑み足らない
ってことで
祭の中に再び飛び込むと
ユニオンジャックが路上になびいていた
イギリスのなんちゃらという酒をいただく
なにやら
シャツの柄について
お姉さんとトークが弾んでる
通りに出てみよう
まだまだ
祭ってるわ神楽坂
プラプラ
お、
良さげなBARの看板
夢幻(むげん)さん
4軒目はこちらにイン
ハンパねぇ
ハンパなく暗れぇ
隠れ家的?
うん
隠れちゃうね
一杯いただきつつ
マスターに神楽坂の この祭の事情などを聴いたり
何時くらいまでやってるんですか?
そろそろですよ
と
じゃあ、終わり際を冷やかしに
町は〆に入るイキフン
路傍の出店から
お兄さん、最後 シャンパン呑んでかない?
と、声をかけてきたのは
キレイなお母さんたちだった
チビッコも多数
しばらくし、
三浪がワタナベで芸人をやっていると わかるやいなや
絡みをみせてくるチビッコたち
三浪 大人気
お母さんがどこかに電話をかけている
急に
三浪に
電話を代われと
受け取る三浪
それは、ワタナベエンターテインメントのお偉いさんだった
酔いも醒め
祭も お開き
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
8月20日、僕は30歳になりました。そのちょっと前に神戸に帰省していたんです。20代最後の神戸、少しだけ特別な気持ちで呑み歩きました。大正時代から100年以上タレを守り続けている新開地の老舗焼き鳥屋(ここは20代のうちにもう一度行っておきたかった)や、神戸名物の味噌だれでいただく三宮高架下のいかつい餃子屋、最近できた元町の坂の上のシャレた角打ちなど、20代を呑み納めるべく3日で14軒(危うく肝臓がイカれるところでした)。それぞれ思い入れがあったり、なかったり、何なら初めて行った店もありました。でも、どこであってもいい酒場であればアルコールがちゃんと欲しい思い出を引き出してくれますね。そこではない懐かしい景色もフラッシュバックする。初めてでも帰り道のひとつになる。これがいい酒のいい酒場の素敵なところです。おかげさまで、いい20代最後を過ごせました。30代もよろしくお願いします。
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文・編集:ヌマタリョウ Twitte