0104 西荻窪・スタンドキッチン ルポン 【nishiogikubo・stand kitchen lepont】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
さあ、
西荻窪を〆ましょうか
とある方から仕入れていた情報
モチロン
酒場で出逢った人
西荻にいいレモンサワー専門店があるよ
それは行かねば
しかし、
そろそろ
ビールの泡が腹から空へ抜けていく頃
急に来る
ペコペコTIME
すると
立ち食い寿司屋に吸い込まれた
これはいい釣られ方だぜ
まだまだビールに
踊るノドとココロ
ネオンと
皆のウキウキで輝く夏の夜には
やっぱ ビールが似合う
深い酔いの刻
寿司は食えば食うほど腹が減る
ホントに
寿司のアノ体積分
腹にスペースができてんじゃないか
ってなもんで
永遠を感じる前にサクッと
〆
んで
〆 of 〆
レモンサワーをば
色んなアレンジで頂いた
旨いレモンサワーってね
旨いんだよ
ゴクゴクとね
訪れた町の夜を〆るのに
レモンサワーっていいと思う
夏だ
それぞれのストーリーが
道ですれ違う
春
でなく
この季節に咲く花
一年で一番カラフルな時
そんな事を
去年も想ったな
と、
いうことは
今年の夏も
あっという間に過ぎ去るんだ
さ、次へ行こうか
大好きな夏が始まりました。好き過ぎて、始まると同時に終わる寂しさが少し頭をよぎってしまいます。30代初めての夏。とりたてて何かをするわけではないんですけどね。人並みにBBQして(呑む)、花火大会や祭りに行って(呑む)、人並み以上にカレーを食べる(たまに呑む)程度のもの。それでも、子供の頃はラジオ体操と宿題と部活動に塗れただけの暑い日々だった夏が、今や確実に特別な季節になっています。もしかしたら、夏を好きになるのは大人になるって事なのかもしれない。茄子のおいしさがわかったり、コーヒーがブラックで飲めるようになったりするあれです。そう考えると、歳をとるのも悪くない。さあ、夏本番です。キンキンに冷えた瓶ビールとレモンサワーを相棒にして、楽しみましょう。
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文・編集:ヌマタリョウ Twitter
0103 西荻窪・葉地 【nishiogikubo・hachi】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
にしおぎ
3軒目へ向かおう
なにやら三浪が
いい定食屋があると
情報を仕入れてきた
かなり歩く
しかし、
旨い酒と
旨い肴に出逢えるというなら
問題ない
かなり歩く
夏の夕刻
汗をかきながら
最早、
天竺を目指しているのでは?
と、思うほどに
かなり歩く
すると、三浪法師
ここですわ!
葉地さんへ
汗とともに蒸発していったアルコールを
再び
カツンとノドへ
ラべ黒瓶ビ
3本ほど空けたとこで
マミツをチョイス
なんでも
ランチ営業がトラブルでできなかったらしく
刺し盛りは
多めに盛るよ
とのこと
そりゃあ頼みます
わさびが2ポジションでセットされている
俺と三浪の方向に
ありがたい心づかい
と、
同時に頼んでいた酒も届く
旨い
さらに
出汁巻き
あまり見ない
カレイのフライ
かなりのやり手だね
旨い旨い
言いながら
酔いも回って
なんだか色んな話しをしてた
ら、
お店の お姉さんから
声が少し大きいです
と
ゴメンなさい
でも、
俺じゃねぇよ
芸人は声がデカい
単独の犯行のはず
静かにしてたら
盛り上がってたとこ すいませんと
刺身の胡麻和えをいただいた
いやいや
すいませんありがとうございます
帰り際
さっきのカレイを釣った方がカウンターに
挨拶して
ごちそうさま
さ、次へ行こうか
みんな大好き定食屋。みんなの味方定食屋。そのワードを聞いただけでワクワクしてきます。近所にうまい定食屋があると毎日でも通いたくなるし、いい定食屋がある街はいい街確定。熱々のおかずと大盛りのご飯を一気に掻き込む。最高です。こんなナイスな場所を単なる食事処にしておくのはもったいない。呑兵衛なら呑み処としても大いに利用したい。メニューは豊富で、味は間違いなし。風格も名酒場のそれと何ら遜色ない。まわりが定食を食べていても流されずにマイウェイを。定食のセットを外したら、主菜の単品と小鉢がアテに変身。あとは、瓶ビールで乾杯。最高です。まだの方は是非定食呑みデビューを。ただし、立ち呑み同様長居は不粋なので、あくまでもサクッといきましょう。
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0102 西荻窪・戎 【nishiogikubo・yebisu】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
1軒目を出て
ちょいプラついてみる
なるほどね
あのゾーンあたり良さそう
とか言いながら
2軒目
戎さんの 北口店へ
即、
赤星をノドにブチ当てる
外の暑さが最高のエフェクト
喉の鳴りを最大限までブースト
モチ野ロン太郎で
FULL ノンバブルスタイル
素晴らしいイキフン
マミツをチョイス
もつ焼きはマストなんだけど
焼きあがるまでの前座が欲しい
味噌キャベを呼び込む
ツマミながら
話しながら
してると
串がやってくる
ピカピカ
1年生かっちゅうくらいに
夜が俺たちに追いつく頃
Yシャツ姿のオジサンたちが増えてきた
PM6:00のウォーリアー
この時間を超えると
酒場では座席取りの
椅子取りゲームのライバルである
でも、まあ
混んできたから
早めに開始してた我らは去るよ
こんくらいがちょうどいい
ごちそうさまっす
さ、次へ行こうか
東京にはたくさんの街がある。そして、それぞれに異なった色があります。雑誌やネットの情報を見たり、その土地に明るい人に話を聞いたり、実際に降りたって歩いてみたり、街の色を知る方法は様々です。けれど、1番手っ取り早いのはその街のランドマーク的酒場で呑むこと。これが最速にして最強。知らない街なら、とりあえずその街の顔となっている酒場に行く。その街の景色、人、歴史、全てを見てきた酒場です。そこにはその街の匂いみたいなものが集約されている。その匂いをアテに呑むんです。こんなもん最速で最強でしょう。さあ、出先のランドマーク酒場へ。僕たちは西荻窪の‘‘へそ’’「やきとり 戎」に。とりあえず、西荻が最高である事が確定しました。
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0101 西荻窪・鮪屋まこっちゃん 【nishiogikubo・maguroya makocchan】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
18時
沈みゆく太陽を追いかけるように
我らは中央線に乗り込み
西へ
この日は暑かった
30℃ あたりあったはず
一刻も早くビールを有する事態
1軒目
インしたのは
鮪屋まこっちゃん
赤星をください ( 最速で )
最高にCOOLなヤツがノドにぶつかる
塩を投入した氷水
これが瓶ビの冷やし方の大正解
以後、守るように
味の入った枝豆というイカしたので通してもらう
マミツチョイス
モチ野ロン太郎でマグロっしょ
これが旨いんだ
わさびだけじゃなく
特製味噌でもいける
夏は近けぇ
戸を開け放って
外気と
キンキンのルービーが
ノドでグルーヴ
永遠に呑める可能性
マミツもういっちょは
煮込み
これヤルんだわ
中国山椒と酢でアレしたバゲに
オンすんの
ルーシーに漬けてもウイマー
サケスキデス
ペロリゴクリ
ごちそうさまでした
外はまだ明るい
明るいうちに酒場にイン
で、
アウトしても明るいって最高だよね
さ、次へ行こうか
長らく続いていた梅雨も終わりが見えてきた。この日はピーカン&30度超え。気象庁の発表はまだ先らしいが、僕的には完全に梅雨明けです。となれば、装いも夏仕様にフルチェンジ。夏の準備は早い方がいい。まずは僕のオフィシャルカラーである赤のチェックシャツを投入。シャツは今なら開襟一択。素材も夏用コットンで着心地と涼感をダブルでゲット。下にもリネン太パンをチョイスして、夏素材×夏素材。色合わせは鉄板の赤×ベージュと見せかけて、パンツはややオレンジがかったベージュにグレーが入り混じった絶妙カラー(写真だとわかりづらい)で、ひとクセだけ忍ばせます。ルーズブームはやや下火ですが、やはり夏の始まりにはそうせざるをえません。仕上げに足元はビーサンでキメれば、上限いっぱいのリラックススタイルが完成です。リネン、ルーズ、ビーサン。夏の三種の神器を携えて、ユルさとセンスを併せ持つ街西荻を歩きます。そのユルさに合わせてシャツはあえてのタックアウトです。
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0100 自由が丘・べったこ屋 【jiyūgaoka・bettakoya】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
さあ!
自由が丘の〆は
三浪が " いつも行くところ "
これがいい
いい呑み屋の探し方のひとつに
地元のヤツに聴く
ってのがある
例えば
ここグッドなイキフンだしてんな
( 店っ面でいい店ってわかるまでかかるよ )
つって入った呑み屋
そこにいる独り呑みしてるヤツにこう聴くんだ
( 身なりはビシッとしてるに限る )
この辺で、いい呑み屋あります?
それは、確実にアタリに導かれる
三浪が導いてくれたのが
べったこ屋 さん
いいね!
さっそく瓶ビ
モチ野ロン太郎で
もっきってく
ルービーを持ってくるんじゃあなく
こっちから迎えに行くから
いいとこじゃあないか
マミツいこうぜ
長芋
ネギ間
お盆スタイルの
ナス&キュウリ
変わり種を投入
マンボウのガツだって
これが旨かった
サワ―方面に切り替え
俺はタンピ―注文
あ、これ頼んだことないっすわ
またまた、これがいい
自分のホームにゲストを呼ぶとこれがある
独り呑み
いつものメンツだとさ
口癖のように毎回同じモノを頼んじゃうからね
いいころあい
自由が丘に満たされた
ごちそうさまっした
三浪は近所
テクテク帰って行った
さ、次へ行こうか
100回に向かう僕が住む街自由が丘での洒落酒。それの〆。そう、ちょうど100回。自由が丘にはいろんな酒場があります。老舗鰻屋からアメリカまで実に様々です。でも、結局いつも行くのはこの「べったこ屋」。困ったら「べったこ屋」、いや困ってなくても「べったこ屋」です。別にインスタ映えするようなイカツイ店構えではないし、奇をてらった味付けでもない。名物おかあさんや、おとうさんがいるわけでもない。でも、その全てが丁度よく、全てが心地いい。そして何より、いつもやってる。深夜もやってる(これが1番重要)。結局、自然と足が向くのはこういう場所です。いつも普通であることはもっとも素晴らしい。ベーシックこそ最強。やっぱり白Tが1番かっこいいですもんね。そんなスタンダードな酒場をもっているのは幸せな事です。100回を迎えて、よりそれを感じています。どうか、これからもよい酒を。
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文・編集:ヌマタリョウ Twitter
099 自由が丘・77SALOON 【jiyūgaoka・nanananasarūn】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
奥沢のほうにアメリカがある
そう三浪に案内され歩く
コロンブス気分で辿り着いた
自由が丘3軒目
77SALOON さん
奥沢?
地名から
イメージは 渓流がある山ん中だった
どうやら
アメリカは2Fにあるらしい
イン
アメリカを味わう
マミツは
テーブルのレギュラー
ポテサラ
そして、
前回の うたかたさん ( サクラバルさん )
もともとそこにいらっしゃったという
店長さんにオススメを聞く
コレ
ディップするヤツ
なかなかこういうスタイルのとこには来ないから
ディップすることは少ない
でも、
今夜はディップしてくよ
ココはアメリカだからね
よき友と よきビールを呑む
ラスト、行きたい店がある
三浪からの宣言
というわけで、
ごちそうさまっした
で、
次
お目当てのとこ
チラリ
おやおや
混んでますね
っちゅうことで
どっかで一杯
時間調整せねば
すると、
外に冷蔵庫があるラーメン屋が見えた
三浪もインしたことはないと
マジカルな体験を求めて
瓶ビから
ラベ黒
アメリカから日本に帰ってきた
マミツは
ギョウザ 1択
目の前にアツアツおでん
乾燥知らず
ノド鼻にいい
スペアを狙いたいインテリアセンス
ラーメン屋のレギュラー
野球中継
ミスターのサイン
店内見まわすと
マスター
バチバチの巨人ファンですね
瓶ビ
2本ほど空けて
そろそろ行こうか
ラーメン屋でラーメンを食べずに呑む
これを飲茶という
帰り際、
マスターが野球トークで盛り上がる
お互い頑張らないと盛り上がんないですから
と、
スケールのデカい〆で
ごちそうさまっした
さ、次へ行こうか
裏原宿や奥渋谷、さらには浅草の観音裏。本当に興味深いのは裏や奥だったりする。そんな中、奥自由が丘といえるのが奥沢エリア。自由が丘に隣接しながらも、ぐっと落ち着いた生活感が漂い、古くからのお店(焼き鳥激戦区!)と新しいお店(コーヒーストリート!)が入り混じっているナイスなエリアです。個性と実力を兼ね備えた個人商店が点在していて、そのどれもに表の自由が丘とは一味違うあたたかさがあります。素敵な酒場に、素敵なパン屋さんに、素敵なおかあさんに、素敵な住人たち。住みたい街自由が丘の最も居心地のいいゾーンです。自宅と少し方向が違うため、恥ずかしながらその魅力に気づいたのは最近なんですけどね。いつも行ってる街も少し歩いて裏に回ると新しい発見があるかもしれない。それってすごく東京らしい事な気がします。
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098 自由が丘・うたかた 【jiyūgaoka・utakata】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
さ、雨の自由が丘
2軒目ですよ
この町は
三浪が住む町
案内してくれたのはコチラ
サクラバル さん
と、
見せかけ
この日は水曜日
水曜はサクラバルさん、お休み
で、
水曜だけ
うたかた さん
になるんだって
これぞ、住んでるヤツの情報
泡とおばんざいバル うたかた さん
ルービーから流れましょうか
シャレたので通していただく
旨い
あと2品くらい
なにか決めなさいよ三浪
きんぴら
はい、ドン
煮込み
はい、ドン
これはね
酒に完全に合うやつだわ
ツマミが覗くスコープ
そのど真ん中に
酒がある
せっかくだから
シャンペンをいただきますか
やっぱ呼び方は
シャンペンよ
銘柄なんて知らないから
いっちゃん上にあるカタカナを
たどたどしく読み上げる
コイツで粋がりながら
次の店を脳内に映す三浪
次ね
あのあたり行こうと思ってるんです
こうこうこういう店でね
なんて話しているとマスター
「そこの店長、この店にいたんすよ」と情報
ナイス偶然
いや、
酔い町じゃあよくあることだ
ごちそうさまっした
さ、次へ行こうか
住みたい街ランキング上位常連の自由が丘。上品で洗練されたスイーツの街。この辺りがこの街の一般的なイメージでしょうか。間違いないです。綺麗な街並み(南口)、綺麗な奥様、高そうな犬。気を抜いたらすぐに日本初上陸のスイーツ屋や雑貨屋がオープンします。まさにオシャレタウン。でも、それはあくまでほんの表面にしかすぎない(もちろん、この表面も素晴らしい)。駅の横のスーパー妖しげな自由が丘デパートやオヤジ臭ただよう美観街(どこが美観街やねん)を見れば、この街が一筋縄ではいかないことがすぐにわかります。少し先入観を捨てるだけで、そこには一言で片付けられないような街の多様さが浮かび上がってくる。エグれば、エグるほどおもしろい街。行く自由が丘より住む自由が丘です。2軒目は人気のバルを少しエグった水曜日限定のおばんざい屋。自由が丘っぽく泡と合わせます。
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文・編集:ヌマタリョウ Twitter