059 神田・みますや 【kanda・mimasuya】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
さあ、神田3軒目は
老舗地帯へ向かいます
プラリ
夜の帳が下りる頃
老舗 of 老舗
みますやさんの赤提灯が
あたくしたちを吸い込むのであります
チョウチンアンコウに食われる小魚のごとし
神田の歴史を煮しめた
ウェルカムなイキフン
実家と同じ皿あんじゃね?ってなもんで
やっと座りで
生からいきましょ
キリンだね
シブいメニュー表に
👍いいね!20000
そりゃぁ
どぜう
いくさ
我ら
どぜう
ファーストコンタクト
なんだかこう
江戸の粋をわかったような気になって
三浪曰く
「目を閉じて食べても “赤い” とわかる」
鮪
赤身のド真ん中
夜だ
神田を吹く風に
いよいよ酒が香ってきた
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
神田の超老舗居酒屋「みますや」。創業はなんと明治38年(クリスチャン・ディオールと同い!)で、古きよき昭和を鼻で笑える大貫禄店。現存する東京の居酒屋で最も古い店らしいです(この建物自体も戦争を知っている)。縄暖簾は貫禄店の証ですね。20代中盤のときに、下北沢で好きなスタイリストさんがイカした服を着て、コテコテの屋台っぽい店で呑んでいるのを偶然見かけました。そのスタイリッシュと古きよきのギャップを最高にカッコいいと思った事が洒落酒を始めた一因にもなっています。そういう意味ではこの「みますや」以上に時代のギャップがつくれる酒場は東京には存在しないという事です。ザ・洒落酒。究極の今昔折衷。明治時代にできた酒場の昭和にできた建物で90年代につくられたレーヨンシャツを2017年のスタイリングに落としこんで、ずっと変わらないいい酒を呑みました。
過去記事をまとめています!
こちらもシクヨロ方面で!
➡ あの日の洒落酒
文・編集:ヌマタリョウ Twitte