095 新宿・名前のない寿司屋 【shinjuku・namaenonaisushiya】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
新宿3軒目に向かって
歌舞伎町方面に
目当ての餃子屋があったんだけど
パンのパンで
入れず
しかし
いよいよ腹が減ってきた
じゃあ
あそこだ
アジア感がパねぇ通りで
軽くシースーをつまんどこう
かつて、代々木にあった
名前のない寿司屋 さん
店内、
我々ギリ2名入れた
まさに
すし詰め状態
生で開始
こちらの強力なメイン
10円寿司
こちらを数貫もらいながら
攻める
3軒目あたり
このタイミングの寿司
よく三浪が言うんだけど
食えば食うほど腹が減る
これマジよ
寿司一貫分の空間が腹ン中に生まれる
握る大将と
フロアにお姉さんがいて
そのお姉さんが他の客に言ってたんだけど
「10円寿司は1人15貫までなんです」
というか
15も頼めないよ
そのプレイ
カッコ良くない
そこから呑み屋でのルール
マナーについて話した
別に無いっちゃ無いんだけどさ
自分がカッコ悪くなることはしたくないね
客と店
人と人なんだからさ
お、
外で何人か待ってる
トロタクいったら〆よう
立ちは
30分以上いたらいけねぇ
腹に余力を残しつつ
ごちそうさまっした
さ、次へ行こうか
後輩にご飯をおごるとき、絶妙なラインの気前のいい先輩を気取る。これが実に難しく、持ち時間が短いときこそ真価が問われます。居酒屋未満な持ち時間。でも、ラーメンや定食では面白みに描ける。そんなときは立ち食い寿司に限ります。ふらっと入って軽く呑んで、数貫つついてオアイソ。30分弱でひとり2000円くらい。まさに絶妙なラインです。それの入門編として理想的なのが、この「名前のない寿司屋」。超特価のネタはなんと10円。TOHOシネマズ脇の入り組んだ小路沿いという立地も穴場感があってシブい。何よりやっぱり寿司っていいですね。これがカッコいい先輩の第一歩です。ただ、後輩にも大将にも無粋だと思われるので、くれぐれも10円寿司の頼みすぎには気をつけよう。
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文・編集:ヌマタリョウ Twitter