番外編
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
さて、今回は番外編です
毎回4~5軒の お店をハシゴする我ら洒落酒旅団なのですが
前回の原宿編 がですねぇ
ほとんど不発の1軒のみという事態
所謂、撮れ高が無ぇんですわ
なので、今回は番外編
もしも!今まで洒落酒で訪れたお店が、1つの町に集まっていたら どうハシゴする!?
といった企画で押してっちゃおうと
はじめにテーマを決めて、それに沿ってどう流れるかって内容でございます
それでは、三浪から!
テーマは
「(日本酒好きの)母親が東京に遊びに来たら案内したい酒場」
●おかんが神戸から東京に遊びに来たら、どこで呑むか?しかも、今日だけは東京都がひとつの町らしい。僕がおかんに案内したい本気の東京名酒場の旅。田中三浪がいい服を着て、いい酒場に、いいおかんを案内する「洒落酒」
ポン酒大好きマイマザー。でも、おそらく本格角打ちは未体験ゾーン。そんな好きと未体験を同時に味わえる最高峰。僕のおかん、1杯目から日本酒いけちゃう女なんで、立ち上がりから飛ばす形になりそう。それならそれでいい。僕はいつも通り瓶から入ります。立ちなんで、もちろんサクッと呑んで次へ。
02 恵比寿・まくら とよかつ 【ebisu・makura toyokatsu】
三宮高架下、新開地などの神戸のディープなゾーン。僕が大好きなゾーン。それらを凝縮したやつの東京版。ゲキシブ大将が焼く関西ではあまり見かけないもつ焼きを。まさに東京名酒場。もちろん名物まくらは必食。おかんはサワーで小休止。僕は関西ではあまり見かけないホッピーで。串の追加注文はなしなので、ここもサクッと。
03 神楽坂・酒ト壽 【kagurazaka・saketokotobuki】
日本酒を軸とした雰囲気とこだわりがある新進気鋭の店。そんな新たな名店を探し求め三宮を呑み歩いてる母親のストライクど真ん中。3軒目にもなると、こちらの居心地のよさも手伝って少しばかり長居してしまいそう。僕も日本酒に切り替えて。酔いに任せて、たまには感謝を込めたお酌を。ボチボチええ感じ。
おかんを形成する酒と並ぶ二大要素。阪神タイガース。僕が阪神ファンなのは完全にそれ(父親も含めて)です。となれば、〆としてここに寄らないわけにはいかない。明石市の隣から東京の「あかしや」へ。東京の阪神ファンと最高の夜を。この頃には何を呑んだかなんて覚えていないはず。それもいい。そのほうがいい。
●大切な人を大切な酒場に案内する。これってみんなが思ってる以上に素敵な事な気がします。あなたの好きな場所は、あなたの大切な人も気に入ってくれるはず。そのために好きな場所をたくさん見つけておけたらいいですね。あー、おとんと妹を連れて行きたいトコもいっぱいあるなー。ちょっとそのバージョンも考えてみようっと。
続けて、このブログの文・編集をしております、ヌマタリョウです
テーマは
「独り呑み」
●まあ、独りで呑み屋に入るのは難しいって方が多いですが このテーマでシクヨロです。
01 銀座・ROCK FISH 【ginza・rock fish】
「今日は、どこに行こう?」と考える場所、それが立ち呑み屋(なので酒呑みにとっては0軒目)。スタンディングでハイボールから始めよう。こちらのハイボール、強力に冷えたグラス&ウイスキー&炭酸で作られる。そう、氷が入っていない。コイツをゆっくり呑りながら、あたりの空気に自分を馴染ませていく。すると、立ち呑みでのルールが読めてくる。長居はしない。自分の中で今日のコースが決まる。混んできた店内、次のお客さんと入れ替わるように一杯でサクッとアウト。
02 門前仲町・魚三酒場 【monzennakachō・uosansakaba】
本番スタート。瓶ビールで開始。ハイボールでアップしたノドに荒々しくぶつけてくよ。あたりは酒場の黒帯ばかり。いいね。ワイガヤなんだけど、ああいった適当な酒で騒々しく飲んでる子供たちと違って心地良い音なんだ。カウンターでそういった方々と話すのもいい。でも、うるさいヤツになっちゃぁダメよ。そろそろツマミなんかを頼もう。忙しくされてる お母さんへの注文のタイミングを見計らう。ここでも うるさいヤツじゃダメ。手隙の時にスマートに声をかけよう。瓶ビ2本が空いた。そろそろ次だ。
03 代々木上原・終日one 【yoyogiuehara・syūjitsu one】
まだまだビールでいきたい。ので、こちらでクラフトビールなんかを呑ってみる。シャレたツマミ、フィッシュ&チップスあたりでね。クラフトビールってスゴイ種類あるでしょ?数億種類あるでしょ?きっと。なので、注文する時に店員さんから情報を仕入れると良いね。呑み屋にある “生” “瓶” とは明らかに違う代物。ビール好きな自分の幅が広がる。ニューテイストが入ってきて体内も喜ぶ。そんなこんなで、レモンサワーも旨そうなんで〆に向けて切り替えるのさ。
04 五反田・都々井 【gotanda・tsutsui】(こちら記事の場所から移転しております。)
さあ、この夜を〆ましょう。訪れた町でしっかり〆て帰るのが最善。だって、〆そこねて帰るとさぁ、帰り道に腹が減って結局コンビニの駄食で〆ることになっちゃうでしょ? (酒好きなアナタならわかるよね?) 立ちで寿司なんて最高よ。好きなの頼んで、ポン酒を呑りつつ、腹が満たされたらサクッと帰りゃあいい。
●ってなわけで、独り呑みハシゴでした。酒場ってのはホント勉強の場よ。立ち呑み屋さんなんかじゃあカッコイイ人を沢山見たよね。千円だけ自分の前に置いてその中で呑み食いしてサクッと帰っていくオジサンとかさ。老舗酒場で自然と話した、カウンターで隣にいたオジサン。ここじゃあコレが旨い、このあたりじゃあ あの店が旨い、なんて教わる。そういった酒場で黒帯を巻く紳士たちに憧れるんだわ。
カウンターのこちら側で出会った方々だけでなく、向こう側、お店の人に教わることも沢山ある。ここでの距離感は大事。なだらかにそこにある空気に入っていくコツ。これはホント距離感を最初に掴めるかどうかなんだよ。ガンっと入っていくヤツいるでしょ?店員さんが苦笑いしてるのに自分がおもしろいと思ってる事を力強く話し続け、店員さんを動けなくするヤツとか。「ビール」「唐揚げ」「レモンサワー」みたいに名詞オンリーで注文するヤツとか。( 一緒に行った人がこういったスタイルだった時、その人が好きな後輩だったら注意しますね。そんなでもなかったらもう誘わない。同年代、先輩の場合は一発で もう誘わない。 )
酒場で教わることって、社会すべてに通ずると思うのよ。
最後に、独り呑みのススメ。それは、恐れずに色んなお店の扉を開いた方がいい。色んなタイプの人に会えるってのはモチロンだし、自分の中の引き出しを増やすというか、部屋を増やす感覚。誰か好きな人と呑みに行こうって話しになったら、この人はあの部屋だな、この人はあの部屋、この人数なら広めのあの部屋、っていう風に誘えるのって素敵なことだと思うんだよね。で、いい酒を呑んでいい話をして、「良かったよ、またね!」って別れられる夜を沢山つくれたらいいじゃない。いや、誰もいなくったっていい。独りで呑んでて、今度あの人をここに誘おうって思うのもいい。
まあ、呑みに行きましょうよ。
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