063 神楽坂・Naorai 【kagurazaka・naorai】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
神楽坂3軒目ですわ
なにやら三浪
この夏はカレーの夏にしようとしている模様
インスタもスパイシーなヴァイブスに満ちている
で、
こちら Naorai さんに目を付けていたと
エレベーターで4Fへ
洒落酒で行く お店って
路面店が多いから新鮮な入り
数種類あったカレーは かなり売り切れ
残り1種のヤツに滑り込む
ここでは レモンサワーを攻めようか
カレーと マミツもいくつか
サッパリしたトコをアテてく
ほどなくしてカレーも到着
アタクシは呑みの時にシャリはいらない派
色んなスタイルがあっていい
レモンサワーとマミツで呑ってる
な、もんで
カレーの感想は三浪に聞いてくだせぇ
ガツンと
夏のカレーは旨いってことは知ってるんだ
見返したら食いたくなってきた
写真からも溢れるスパイスの魔力
平らげて
ごちそうさま
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
カレーが好きじゃない男はいない。いや、カレーが好きじゃない人はいない。キングオブ食べ物。それがカレーです。しかし、そのキングさ故に大人になればなるほど、好きな食べ物としてカレーをあげる人は少なくなる。女性の場合その傾向はさらに強いように思います。2年くらい前、僕は好きな食べ物を人に聞く事にハマっていました(何にハマってんねん)。○○は好き?ではなく、好きな食べ物なに?です(この違い重要)。その中で、ある美人な女の子にもこの質問をぶつけました。すると、彼女は少し間をおいてから、まっすぐこっちを見て「カレーです。」と答えました。衝撃でした。電流が走りましたね。美人なのにキングオブ食べ物をあげるピュアさ。少し間があることによってあざとさも皆無。そして、こっちを見ているキレイな目。最高か。これが好きな食べ物の答えのど真ん中です。ダントツ1位。これを上回る答えはこの世に存在しません。ちょっとワロてまいましたわ。あ、この回答にその子が美人であることが重要かどうかはみなさんの判断に委ねることにします。夏も後半戦ですね。さ、うまいカレーでも食べましょうか。
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文・編集:ヌマタリョウ Twitte
062 神楽坂・酒ト壽 【kagurazaka・saketokotobuki】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
神楽坂 2軒目っすわぁ
酒ト壽さん
外から見えた
いかちぃイキフンのカウンターがチラリと
行ってみっか
しかし
カウンターはいっぱい
2階に通してもらう
いいじゃない!
からここって
最高のデートコースじゃない!?
そ~お~?
なんて思った女史諸君
ここに
最高!
と思える女子に逢いたいんだ
大センパイ
赤星から
お通しはエビちゃん
逆エビに固められちゃってる
カリっとね
何をアテてこうかなっと
煮凝り / 〆サバ
神楽坂の座敷で
鮪なんて
なんとも乙でござぁすな
畳ってのは不思議なモノで
固いんだけど
柔らかい
いや、
柔らかいというか
優しいのか?
なんなんでしょう
ケツが吸いつかれちまう
んで
気づいたら
背中が吸いつかれて
おっと
そうなっちまう前に
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
服の色。トレンドだったり、季節感だったり、似合うかどうかだったりで選ぶ色が変わってきます。ただ、そういうものとは別の次元で常に選んでしまう色がある。まあ、簡単に言うと好きな色。それが僕の場合は赤。服を自分で選ぶようになり、黒紺白コーデを卒業してからというもの、赤を選び続けてきました。気を抜いたら全身赤になってしまうんじゃないかというくらいに。うっかり洒落酒も2回連続で赤シャツだし、先週また別の赤シャツを買いました。そういえば、漫才するときに履いてる靴も赤です。迷ったら赤、気がつけば赤なんです。赤はもう僕のオフィシャルカラーです(もしやと思い自分のソウルカラーを調べたら茶でした。まあ、赤との相性はグッド)。同じ色を選び続けていても、何色を合わせるかによって全然違う顔をしてくれますしね。赤×黒は気高く、赤×白は軽やか、赤×オレンジは歪な感じ。僕の師匠は赤×ベージュは不変のかっこよさがあると言ってました。オフィシャルカラーがあるのはいいもんです。どっかの団体が決めたトレンドカラーなんて気にせず、自分の色に気分の色を合わせて出掛けよう。赤、オススメですよ。
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061 神楽坂・カド 【kagurazaka・kado】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
夏です
神楽坂に来ています
祭りです
毘沙門天様に挨拶
ルービーをゲトる
路上から始めてく
裏通り
石畳
迷ってしまいそうな
入り組んだ細い路地
今
の影に
昔
が かくれんぼしてる
坂の上
更に少し先
たどり着いた1軒目は
立ち呑み カドさん
ビールはカウンター下から
セルフスタイル
自分をまとう夏の匂いと
鼻を抜けるビールの匂いと
それを包み込む蚊取り線香の匂いが
この季節をグルーヴさせる
ちょいつまんで
次はあのあたり攻めるべ
ってなもんで
空いた皿を下げて
ごちそうさま
田中三浪 Twitter
梅雨が明けました。紛れもなく夏です。夏は祭りです。子供のときはただ楽しむだけだった祭りは、大人になれば何を着て行こうかと考えるところからはじまる(最高)。デートなら浴衣の彼女に合わせて甚平でもいいし、友達とならTシャツに短パンで子供心を呼び起こすのもおもしろい。僕は、夏はアロハっしょ、てな感じで赤のデカいやつをチョイス。大人の街、神楽坂なんでジャストのスラックスにタックインして気高く。足元は金魚すくいの水が飛んでも大丈夫なように、ビーサンで。夏って結局ビーサンが1番カッコいいと思うんです。何周もしてね。1番素足に近いですから。究極のシンプル。主張がなければないほどグッド。この夏は主張がないビーサンが僕を素敵なところにたくさん連れていってくれる気がしています。
060 神田・あかしや 【kanda・akashiya】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
神田4軒目
この町
ラストでござい
再び高架下方面に繰り出す
お目当ての店があるらしく
先頭を切る
で、
見つけたみたい
三浪がファンである
阪神タイガースのフラッグ
ご満悦だもの
タイガースファンが集う
タイガースを応援するお店
トラハイを入れてく
独り呑みをしてて
隣にいる人に話しかけられない
そんな人は多い
まあ、
静かに呑みたければ
それでいいんだけども
でも
やっぱ
人と話す夜は楽しい
向こうも独りなら
わかるでしょ?
自分もそう
皆さびしがりや
ここでは
好きなものが
底にあるものが
同じなのだから
乾杯の間合いに入ったなら
一緒に呑んで
アゲてくっしょ
お店の壁の
数々のレアな代物を
大将が説明してくれる
三浪が
アイフォンで切り取っていく
また再び出会う
かもしれない
最初で最後の出会い
かもしれない
過去に
いくつもの小さな町の夜が
瞳の潤いに
映って
瞬いて
消えていった
今夜もそう
酔い夜だった
ご満悦だもの
で、
〆る?
まだ呑み足りないっしょ
ってなって
高架下際をプラプラ
往生際の悪いのも
これまた吞兵衛の性
一間酒場 1丁目1番地さんに吸い込まれる
絞りきった後
握力の全てが奪われると言われている
生パイナップルサワ―
コイツで神田の夏の夜を〆る
さ、次へ行こうか
僕は阪神タイガースが好きだ。なぜかって?当たり前だからです。遺伝子に組み込まれてるから。両親が共にトラキチ。六甲おろしが子守唄で、黄色と黒のメガホンがおもちゃでした。夜は当たり前のようにサンテレビのナイター中継がついていて、朝は「おはようパーソナリティ道上洋三です」を聴きながら学校に行く支度をしていました(関西人以外誰がわかんねん)。いつの間にか当時弱かったタテジマのチームを応援し、その勝敗に一喜一憂しました。僕もやがて野球をはじめ、今岡誠という天才打者に本気で憧れました。僕の少年時代は常にタイガースと共にありました。大切な事はほとんど阪神から教わりました。阪神は親みたいなもんなんです。だから、阪神ファンは兄弟なんです。はじめましてであろうと、どれだけ年が離れていようと。甲子園では今岡のアクロバティックな流し打ちを、赤星のスピード感溢れる盗塁を、桧山の美しいホームランをさっきまで知らなかったもの同士が本気で喜び抱き合います。僕はこの日、神田にある甲子園で少し歳の離れた最高のお兄ちゃんたちと最高の酒を呑みました。今度は阪神戦がやってる日に行きますわ。喜び抱き合いましょう。
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059 神田・みますや 【kanda・mimasuya】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
さあ、神田3軒目は
老舗地帯へ向かいます
プラリ
夜の帳が下りる頃
老舗 of 老舗
みますやさんの赤提灯が
あたくしたちを吸い込むのであります
チョウチンアンコウに食われる小魚のごとし
神田の歴史を煮しめた
ウェルカムなイキフン
実家と同じ皿あんじゃね?ってなもんで
やっと座りで
生からいきましょ
キリンだね
シブいメニュー表に
👍いいね!20000
そりゃぁ
どぜう
いくさ
我ら
どぜう
ファーストコンタクト
なんだかこう
江戸の粋をわかったような気になって
三浪曰く
「目を閉じて食べても “赤い” とわかる」
鮪
赤身のド真ん中
夜だ
神田を吹く風に
いよいよ酒が香ってきた
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
神田の超老舗居酒屋「みますや」。創業はなんと明治38年(クリスチャン・ディオールと同い!)で、古きよき昭和を鼻で笑える大貫禄店。現存する東京の居酒屋で最も古い店らしいです(この建物自体も戦争を知っている)。縄暖簾は貫禄店の証ですね。20代中盤のときに、下北沢で好きなスタイリストさんがイカした服を着て、コテコテの屋台っぽい店で呑んでいるのを偶然見かけました。そのスタイリッシュと古きよきのギャップを最高にカッコいいと思った事が洒落酒を始めた一因にもなっています。そういう意味ではこの「みますや」以上に時代のギャップがつくれる酒場は東京には存在しないという事です。ザ・洒落酒。究極の今昔折衷。明治時代にできた酒場の昭和にできた建物で90年代につくられたレーヨンシャツを2017年のスタイリングに落としこんで、ずっと変わらないいい酒を呑みました。
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058 神田・大松 【kanda・daimatsu】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
さて、神田2軒目です
立ちに行きましょう
高架下は
大松さんへ
こちらのお店
イワシなマミツが秀逸
寒い冬なんかは
イワシのつみれ鍋あたりで
熱燗を呑るのが至高
なんだけど
夏が来ちゃってっからさ
冷たいのから入ります
で、
ポテサラ
から
これが噂の
イワシのなめろうね
美しいね
イワシをあやつる大将
あったかいのもいっとく
青のり豆腐
旨めぇんだわ
イワシ方面や
それ以外の旨いヤツで
もっと呑きたいんだけど
立ちは早駆(サク)っとが
粋ってなもん
しっかり平らげて
ごちそうさまでした
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
日本列島、気温がグングン上昇してきています。再三言っているよう引き算されまくったコーデはどんどんシンプルに。Tシャツに短パンで出掛ける日もすぐそこまで来ています。こんなときサングラスやキャップが日差し対策という名目でその簡素なコーデを彩ってくれます。でも、いつもその口実が通じるわけではない。夜にサングラスはいただけないし、デートにキャップは彼女の機嫌を損ねかねない。夜のデートなら二刀とも失うことになります。そんなときのためにあえて髪は伸ばしておくのもおもしろい。夏は髪を切りたくなるものですけど。得意の“あえて”と“我慢”です。そうすればノーキャップ、ノーサングラスでも引きすぎた分を補うことができます。男同士でキャンプに行くときはいつも通りキャップをかぶれば鬱陶しくもないしですしね。来週散髪に行くなら毛先を揃える程度にしよう。今年の夏はいつもより少し長めの髪で。
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057 神田・鈴木酒販 【kanda・suzukisyuhan】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
お次の町
千代田区は 神田でございます
東京で一番呑み屋が多い町なのではないか?
東京で一番呑み屋の誘惑が強力な町なのではないか?
どのあたり繰り出そう?
0軒目は会議室
そう、
角打ちへ
鈴木酒販さん
酒屋さんですから
色んなのがある
でも、
まあ、
赤星ツモっちゃうよね
くださいな、と
7月
そろそろ七夕
夜の天には星が作る川
織姫と彦星の再会を
こちらは地上から
赤い星で祝おう
呑むための口実
短冊には
明日も酔い夜でありますように
よし
と、
この町のプランがまとまったところで
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
7月に入りました。夏本番!と言いたいところなんですが、梅雨はまだ開けない。すっきりしない日が続きます。気温的にはTシャツを着てもいいんですが、夏本番と心から言える日までとっておきます。今から着始めたら、肝心な時期に味が薄まりますから。おろしたてのワクワク感をピーカンの空に合わせたいですもんね。ということで、セットアッパー的にレーヨンシャツを。こいつはカブリのタイプ。レーヨンは涼感に関して申し分ないんですけど、水には弱いので天気予報はしっかりチェック済。曇り空だが、雨は降らないらしい。先月から夏に向けて引き算は継続中なのでシンプルに。ルーズに仕上げたら完成です。曇り空、レーヨン、ルーズ、伸びた髪。こいつらと古き良き昭和の空気感が残る神田の街並みとの相性はよさそうです。
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文・編集:ヌマタリョウ Twitte