072 池袋・さくら寿司 【ikebukuro・sakurazushi】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
池袋
4軒目
この町を
立喰の寿司で〆ます
まだまだ
ぜんぜんルービーすよ
RUN ALC
体をアルコールが駆け巡ってるし
ペコペコだし
で
短冊から目に入ったヤツ
かたっぱしから
このあたりで
ポン酒に切り替える
虚無僧スタイル
三浪も言ってたんだけど
喰えば喰うほど
腹が減っていくんだわ
山葵でなく
あべこべクリーム塗ってたんでないの?
ってくらい
落ち着いてる時の寿司なら
ネタ順
酒の順に
ドラマつくるんだけど
今宵は ただただ
喰いてぇネタを
ムシャ喰いよ
まだまだ入るけど
このへんで切り上げよう
(写真を撮ってないだけで、この3倍~いってる)
〆の〆
巻物でフィニッシュ
巻物だけは
バランに置かず
ノーバン
手から手へ
ダイレクト
これがなんだかおもしろくて
笑っちまった
ごちそうさました
さ、次へ行こうか
甘いものは別腹だと、よく女の人は言う。満腹そうだったにも関わらずデザートが来た瞬間、嘘みたいにパクパク食べる光景をこれまで何度も見てきました。男には、いや少なくとも僕には、あれがわかりません(甘いもの自体は好きですけどね)。しかし、そんな僕に確かに別腹が存在するのではないかと思わせてくるのが寿司。今回ここまで鰻、焼肉、煮物とボリューミーだったにも関わらず、ポンポン入っていきます(もちろん美味)。これはもう別腹と言わざるを得ません。寿司によって目覚めた第2の胃に生ビールも勢いよく入っていきます。フラッと入ってパッと頼んで数貫つついてオアイソ、くらいが粋なんですが、ついつい数貫の範囲を少し出てしまいました。なんとか立ちは上着脱がないルールは適用しましたが、僕はまだまだです。もう少し粋な男になって、また別腹と戦いにいきたいと思います。
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文・編集:ヌマタリョウ Twitter
071 池袋・萬屋 松風 【ikebukuro・yorozuya matsukaze】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
いけぶくろぉ
3軒目ですなぁ
なんだか
三浪がお世話になってる方が経営されてるお店だとか
萬屋 松風さん
池袋に明るくないんで
雑な説明になっちまいますが
池袋の歌舞伎町みてぇとこあんじゃん西口に
そこ入ったとこすぐくらいにありましてね
こんなきっかけがなかったら
入ってないと思うわ
おじゃましまーす
まだまだ
ルービー追ってくよ
ポロサツの瓶ビで
目に入った短冊から3品ほどお願いする
先鋒は
茄子の浅漬け
茄子の浅漬け
旨いよねー
いつから旨いと思ったんだろう?
高校生くらいの時なんて
興味すらなかったよ
それ以上に
食卓にあったら
くだらねぇもん置いとくんじゃねぇよ
と、思ってた
今なら進んで食いたいもの
こういうのって
例えばね
今、高校生くらいの親戚とかに
この茄子の浅漬けの素晴らしさを語ったところで
なにも伝わらないですよ
ヤツらにゃぁ
脂にまみれた肉と
それをワンバウンドさせた米が最強だろ
なもんでさ
あの頃、
勉強しなさい
ってよく言われてたけど
その時はわかんねぇんだよな
修学旅行で京都の寺、見せられてもさぁ
で?
ってなもんで
ここへ来てわかることが沢山あるよ
うん
そんなことより
次がきた
田舎煮
これがねぇ
旨すぎ
全野菜がジューシーの極み
醤油ベース煮物ランキング環太平洋1位
超独走態勢
他の煮物が
コイツのバックミラーに映ることすらできねぇ
松風さんに来たら
というか
池袋に来たら
これ頼むのマスト
で、
そりゃぁ
ポン酒いきたくなっちゃって
虚無僧スタイル
ちょうどいいとこに
秋刀魚到着
旬を食うって
粋の基本だよね
もちろん
マンガみたいに食って
ごちそうさまでした
いやぁ
ここなに食っても旨いと思うわ
さ、次へ行こうか
萬屋「松風」。僕がお世話になっているお店のひとつです。名酒場には名物おかあさんがいたりする。トーク力が凄まじかったり、ロックスターくらいしゃがれ声だったり、信じられないほどのパーマを当てていたり、そのほとんどがインパクトおかあさんです。この「松風」のおかあさんは所謂そういった名物おかあさんではない。口数もさほど多くないし、声も綺麗で、パーマもナチュラルウェーブ。しかし、その上品な笑顔からは優しさと温かさが溢れ出ています。包みこむやつです。僕のような愚芸人の活動も気にしてくれていて、ライブに足を運んでくれた事もあります(後日「頑張ってたね」と感想をいただきました)。そのときのラスクの差し入れも乙でした。要するに最高のおかあさんなんです。今回、写真をお願いしようかとも思いましたが、忙しそうだったし、たぶん写りたがらないのでやめときました。おかあさんごちそうさまでした。みなさんも是非。田舎煮マジで美味いんで。
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070 池袋・大衆焼肉 コグマヤ 【ikebukuro・taisyūyakiniku kogumaya】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
じゃあ、いきましょう
池袋2軒目
西口ですわ
懐かしの
IWGPに寄りつつ
肉いこう
モンホルあたりをさ
大衆焼肉コグマヤさん
煙、ガンガンの感じっしょ?
キライじゃないよ
上着とか荷物は袋に入れてくれました
優しいね
SAPPORO
RAW:訳 →生
SAPPORAW
をキメる
ドリンク以外はペーパーでやり取り
食いたいわ
羊っ、さくらっ、ホルモンっ、野菜っ
進みまくりですよ
箸休めにキャベツ盛から
レモンサワーに切り替えますか
冷てぇレバーもやっとく
今は亡き
レバ刺しに
思いをはせて・・・
〆際
プレーンな羊いっとく
羊の臭みが苦手な方に・・・
とかさ
他にも
芋焼酎の臭みが苦手な方に・・・
臭みの無い・・・
な、優しいヤツあんじゃん
イヤイヤ
そんなのは
ソーセージ&ポテトフライ盛(ポテト山盛り)
頼んで
甘んまいギャル酒を
向こうで飲んでなさいって
美味しく食えないならさ
おっと
取り乱しましたね
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
池袋。縁あって、僕が上京して以来お世話になっている街です。9年前、僕が初めて来たときは文字通り右も左もわからなかった。あのだだっ広い駅構内から出る事さえもなかなかできなかった。池袋という全国区の名前に圧倒されていたんです。しかし、人間の若者の適応力、慣れというのは凄まじく、いつのまにかこの街を把握していく。自然と。ベストな出口から出て、ポン引きをいなしながら、お気に入りの呑み屋へ行く。もはや三宮(地元)より詳しい。今ではこの街の姿がはっきりと見えている。池袋の人は言います。雑然としていると。汚い街だと。全然都会じゃないと。ここは埼玉だと。僕も言います。あんまり好きじゃないと。マイナスの列挙。でも、たぶんそんな事ないんです。世話になってるうちは反抗期みたいなもの。いつか離れたときにわかるんです。懐かしむんです。この街のよさを(今パッと出てこないですけど)。池袋。不本意ながら僕の第2の故郷です。
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文・編集:ヌマタリョウ Twitter
豊島区
ブクロで降りたなら、まずは1軒目にウナギなんて乙じゃないすか? 串で一通り貰って次の下地を作っちゃおうって寸法よ
ジンギスカン、さくら、ホルモンでSAPPORAWを流し込め! 炭より焼台のほうがカッコイイと思ってる
三浪がお世話になっている おかあさんがいるお店 上品な料理にポン酒が合う そしてここでは田舎煮を絶対に頼もう この洒落酒を見てこちらへ訪問したという方は、田舎煮をおかわりしたという
オールスタンディングでシースーを 呑みの〆のため、事前にその町の立ち喰い寿司をリサーチしておくことで そうとうカッコイイヤツになれる
三浪の行きつけに頼る 土地勘のある者に任せるのが吉 極狭ストロークを抜けて
弩DOPE、なのは昼間だけ 24営業酒のコンビニ
角打ち、立ち呑みスタイル 角打ちでもツマミを作ってるタイプのとこ 安心するよね
ガツンとニンニクなギョーザで呑る ラーメン屋でラーメンを頼まない これすなわち飲茶なり
069 池袋・うな達 【ikebukuro・unatatsu】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
こっからは
池袋ですわ
ここの駅
マジ迷路じゃね?
全てを把握してる人、いないだろコレ
まあ、いいや
無事、東口で待ち合わせて
向かった先は
うな達さん
一軒目は
うなぎでサクッといっとくか
って寸法
イン
KIRINのフルボトル
を
SAPPOROのグラスで
カツンと
いい冷やしかたしてますねぇ
中途半端な冷えの瓶ビなら
常温のほうがいいもの
では、
モチ野ロン太郎で
うなぎ串
注&文
セットでお願いします
(一通りの部位ってことよ)
しばし待つ
あいだに
2軒目どこにする会議 (ここが会議室だから、次が1軒目か!)
とかとか
関西のうなぎとさぁ
関東のうなぎはさぁ
ここが違げぇんだ
らしいよ
なんて
確証のない話なぞを
お待たせしました
と、
まずは
かぶと
肝
蒲焼
山椒をパラリとやって
ほおばる
旨い
見てよこの照り
遮光板を使わないと
目ん玉 痛めんじゃねってなもんで
ちょいと遅れて
ヒレがやってきた
ニラをらせん状に巻くスタイル
恵比寿の まくら とよかつ さんを思い出す
コの字カウンターをのぞき込む
凄まじくキープされたボトル
倉庫の中にもあるみたい
5本につき1本サービスだぜ
最高のサービスだね!
置ききれなくて
外にもあるんだって
早く呑んであげなよ!常連さん!
激シブなお店に
激ポップなタッチの
うな達くん ( なのか? )
対面の老夫婦から
TVとは
をレクチャーされながら
ごちそうさま
いいおかあさん
また来ますわ
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
秋です。さすがにもうね。ファッションをもっとも楽しめる時期の到来。1枚サラッと羽織れる季節です。この神季節はそんなに長くないので、どうしてもお気に入りをヘビロテしてしまいます。僕の場合は最近買ったこの古着のカラシ色。少しドリズラーっぽい雰囲気もあってシルエットにややクセあり。裏地なしの薄手のナイロンなのでこの時期にぴったりです(裏地ありは10月以降に楽しもう)。Tシャツに妖しげな紫を投入して、迷わずタックイン。カラシ×ベージュ、紫×青のちょっとずつトーンをずらす作戦。色拾いそうで拾わない作戦です(好きな作戦)。池袋は上京して以来お世話になっているホームの街なので今の僕の気分をフル動員します。そんな池袋の僕にとってのアウェイ側の東口から出発です。紫は混沌とした池袋の街の夕暮れ時と相性がいいみたいです。
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文・編集:ヌマタリョウ Twitter
068 大井町・餃子BAR EX 【ōimachi・gyōzabar ex】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
はい
大井町4軒目ラスト
目当てのとこがあってGO
やってないもの
じゃあ
わたくし
目当てのとこがあってGO
やってないもの
じゃーあ
店っ面見て良さそなとこへ
しかないじゃん
この町の解像度が
圧倒的に落ちていた中
餃子
の文字がハッキリ見えた
イン
小ビンで始める
あっこの店
あの店
なんでやってねぇんだよ
と
コレもう1軒か?
と酒場での緊急サミット
すると店のおねいさん
グルメ雑誌から
この町のオススメを教えてくれた
ちなみに
旦那さんの店が近くらしい
出会いはこの呑み屋街界隈だとか
👍いいね!20000
ってなわけで
餃子の写真も撮ってねぇんだけど
移動すっか
おねいさん
ありがとう
パクチー餃子が旨かったです
で、そのお店に
。
。。
。。。
もう炭落としちゃって閉店だってさぁ~
また来ようか大井町
いや
この町に吹く風が合わねぇってこともある
もう来ねぇ
って思うのも
いい酒場を見つける近道
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
僕は4年ほど自由が丘に住んでいます。自由が丘駅には東急東横線と大井町線の2路線が通っているのですが、仕事のときは基本的に東横線で渋谷方面に向かいます。なので、横浜方面に向かうときや大井町線を使うときは休日であることが多く、乗るだけで気分が高揚します。特に大井町線は車両も多くないし、主に住宅地を走っているので、どこかローカル線の匂いがして好きなんです。大井町線に乗っているときの何とも言えない胸の高鳴りは、買ったばかりの服を着ているときのワクワク感や手ぶらで出掛けるときの軽やかさに似ています。ココロが踊るってやつです。今回はその条件が勢ぞろい(ピンクのロンT買いたて)。最高のコンディションでインしたわけです。そして、大井町という街は、今回行った4軒のいい酒場はそんな僕のココロを1度も止める事なく、最後まで踊らせてくれました。いやー、楽しかった。再来店を約束した店もありますし、タイミングが合わず行けなかった店もあったので、冬くらいに買いたてのウールコートでも羽織ってまたココロ踊らせに行きたいと思います。
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067 大井町・気まぐれくうちゃん 【ōimachi・kimagurekūchan】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
大井町3軒目ですねー
こちら、気まぐれくうちゃんへ
さっき、プラプラと町を偵察していた時に見つけたんですが
2Fの怪しげな感じに敬遠したんです
が、
2軒呑ってきて回ってるもんで
すると、
入ってみよう
って気になるんだから
酒は恐ろしい不思議なもんだ
イン!
瓶ビで開始
お通しは もずく酢
いいね
昔、酒場のセンパイから聞いた言葉
瓶からグラスへ注ぎあう
「2杯目からは手酌でいこうなー!」
これがなんとも響いた
呑兵衛ってのは、自分のペースでいくもんだろ
ってなもんで
こっちの THE 日本人 な気遣いも受け入れてくれたスタイル
スゲー優しい言葉だわ
酒場の空気中には、
たくさんの粋な言葉が漂っている
それをキャッチするために
そこに行っていると言っても過言じゃないね
チーム洒落酒は
ステーキもビックリの
いきなり手酌だけども
マミツをツモる
塩煮込み
旨いわ
〆サバ
炙りと
炙らずの2ッ盛
サバこそ
キング オブ フード
から、
カツオたたき、
と、
いこうとしたら
隣の隣のお嬢さん方で終わっちったって
涙をツマミに呑もうかと、
話してた
そしたら、
ラスト オブ ラスト
端 オブ 端だけどサービスと
また来る理由になった
我ら戻りガツオ
サンキューくうちゃん
そっから三浪
ポン酒に切り替え
〆近くには
レモンサワーへと
酔いお店でした
上がってきてよかったなー
飲み干したら
ごちそうさま
呑んだ夜の階段は慎重に
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
ストリートこそが僕のスタンダードです。そこを軸に色んなところに振っていく。モードを加えてもいいし、スポーツに振り切ってもおもしろい。困ったら原点のロンTにキャップです。野村監督が言う困ったらアウトローです。本来ストリートファッションはカルチャーと密接にリンクしている。芸術だったり、音楽だったり、スポーツだったり。ただ、僕の場合はアートの知識は皆無、音楽はミスチル1本、スケボーもプッシュができる程度です。見事にリンクしていません。でも、色んな格好をしてきたけど1番しっくりくるんですねこれが。1番似合うんです。単にファッションとして外見として好きなんです。バックグラウンドなんかなくてもこれだけで十分です。それっぽい理由なんか後からいくらでもついてくる。そもそもストリートの定義自体曖昧ですから。街から刺激を受けたらすべてストリート。変化こそが、ごちゃまぜ感こそが真骨頂です。変化するスタンダードを携えながら、酒場の永遠のスタンダード、煮込みと〆サバを頂きます。
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