057 神田・鈴木酒販 【kanda・suzukisyuhan】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
お次の町
千代田区は 神田でございます
東京で一番呑み屋が多い町なのではないか?
東京で一番呑み屋の誘惑が強力な町なのではないか?
どのあたり繰り出そう?
0軒目は会議室
そう、
角打ちへ
鈴木酒販さん
酒屋さんですから
色んなのがある
でも、
まあ、
赤星ツモっちゃうよね
くださいな、と
7月
そろそろ七夕
夜の天には星が作る川
織姫と彦星の再会を
こちらは地上から
赤い星で祝おう
呑むための口実
短冊には
明日も酔い夜でありますように
よし
と、
この町のプランがまとまったところで
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
7月に入りました。夏本番!と言いたいところなんですが、梅雨はまだ開けない。すっきりしない日が続きます。気温的にはTシャツを着てもいいんですが、夏本番と心から言える日までとっておきます。今から着始めたら、肝心な時期に味が薄まりますから。おろしたてのワクワク感をピーカンの空に合わせたいですもんね。ということで、セットアッパー的にレーヨンシャツを。こいつはカブリのタイプ。レーヨンは涼感に関して申し分ないんですけど、水には弱いので天気予報はしっかりチェック済。曇り空だが、雨は降らないらしい。先月から夏に向けて引き算は継続中なのでシンプルに。ルーズに仕上げたら完成です。曇り空、レーヨン、ルーズ、伸びた髪。こいつらと古き良き昭和の空気感が残る神田の街並みとの相性はよさそうです。
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文・編集:ヌマタリョウ Twitte
056 北千住・久助 【kitasenju・kyūsuke】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
北千住ラスト4軒目
どこにしようか?とプラプラ
ふと “ 室蘭やきとり ” の看板が目に入り
北海道の食材を使っているとのことで
じゃあ
赤星からっしょ
ポテサラで
モチ野ロン太郎で
室蘭やきとり
室蘭やきとりってのは
豚串 (タレ) なんです
カラシをちょいとつけてやる
フォルムが “ やきとり ” だから
もう、めんどくせぇから
全部 “ やきとり ” なんでしょうな
小さな町のそんな小さな出来事が
今日まで続いてる
焼きサバとか
肉巻きを頼んだり
新香で箸を休める
“ 箸休め ” って言葉好きだわ
北千住
呑みに行ったんじゃない
吸い込まれちまったんだ
そんな言い訳が似合う町
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
いやー、北千住いい街でしたね。さすが宿場町。今回行った4軒以外にもどっからどう見てもいいだろうという店がたくさんありました。定食屋感覚でサクッといけそうな店がたくさん。僕が住んでいる自由が丘には定食屋感覚店が少なく(もちろん、ないわけではない。いつか紹介します)、こういう街に住むのもいいなと思ったりしました。でも、住んだら終わりですね。家が西口で帰り道が飲み屋横丁なら完全終了。いや、西口なら多少の遠回りでも飲み屋横丁をオフィシャルの帰り道にするでしょう。そして、毎日のように名店たちに導かれ、ルーティーンのように呑む(最高)。支出のほとんどを飲食代に持っていかれてしまいます。それはマズイ。欲しい服もたくさんありますから。だから北千住には住まずに訪れる事にします。次は秋にでも。ビンテージのワークコートなんかがよく合いそうです。
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055 北千住・びあマ 【kitasenju・biama】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
さて3軒目は
前回の 天七 さんを出てすぐ
ふと目に入った看板
びあマさん
覗き込んだ感じ
シャレた角打ちができるようなスタンディングスタイルのとこ
クラフトビールがあるってことで
まずはそちらから
初めてに近い感じでクラフトビールをいただいてから
チーム洒落酒
クラフトビールが旨いと感じてきています
まあ、まだまだ粋がりの範囲ですが
ルービーをクラフトするマッシーン
不動産屋に行って
部屋の間取り図にこれがあったら
引っ越し即決っしょ
自家製ベーコンをアテてく
旨いわ
豚にデカい感謝を
店内の冷蔵庫には各国のルービーたち
この記事を書きながら
店内でのことを振り返ると
“ 旅 ” の話をしていた
その時はなんとも思わなかったんだけど
世界からやってきた酒たちがまとっている何かが
そういった方向に俺たちを持って行ったのかもしれない
違ったとしてもそう思おう
その方がワクワクするから
神戸、ええとこっすよ
北海道、なまら最高だから
海外行きたいと思います?
パスポート無ぇんだわ
お店の方に地元のルービーはありますか?と
三浪は兵庫の冷えたヤツ
アタクシは北海道の冷えたヤツ
お互い気持ちは一時帰郷
すぐに東京に戻って
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
みんな地元は好きなもんだ。地方から上京してきた人はなおさら。東京に慣れれば慣れるほど、年をとればとるほど生まれ育った街が素晴らしい事に気づきます。僕は神戸出身。今でも年に1回くらいは帰省します。お気に入りの古着屋を巡り、行きつけだった喫茶店でゆっくりして、近所の居酒屋で友人と呑む。まあ、だいたいこんな感じ。最高です。でも、僕 地元にいた事と帰った事しかないんです(当たり前だが)。旅先として地元を訪れてみたい。るるぶや まっぷるなんかを片手にベタな観光地(意外と行ってない所が多い)を巡り、予約したホテルに泊まって、神戸牛なんかを食らう。もちろんいい服を着て。まだ見ぬ名酒場を目指してもいいでしょう。ワクワク感が必需品です。実家に帰ったり、知り合いに会うのはタブーとします。旅の目的地としてのみ訪れる。そうすれば、もっと地元を知れる気がして。もっと好きになれる気がして。30歳を目前に控えて、そんな事を考えています。
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054 北千住・天七 【kitasenju・tenshichi】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
北千住2軒目を探そうぜ
ってなもんでプラプラ
ポツポツと雨
傘は好きじゃない
ドデカい暖簾が放つWELCOMEなヴァイブス
天七さんで雨宿り
スタンディングで串カツを
串カツ屋の鋼鉄の掟
“ 二度漬け禁止 ”
しかし、本場 大阪新世界では
常連であればあるほど “ 漬け ” の回数は多く
4度漬け、5度漬けは当たり前らしいと
西から吹いてきた風に聞いたぜ
ここでオススメのスタイルを
その串の先端半分だけにソースを漬け
後半はプレーンでいただく
江戸っ子の蕎麦の食い方のような
これがハマれば
二度漬けることに
憧れを抱かないから大将を安心させられるね
雨は小降りに
これくらいなら濡れていこう
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
男は大なり小なりいくつかこだわりを持っているものです。僕のこだわりの一つが可能な限り手ぶらで出かける事。手ぶらなだけで気分がずいぶん変わります。心まで軽くなる。いつでも走り出せますから(実際に少し走ることもある)。日帰り旅行ならもちろん手ぶらで、1泊するにしてもポケット多めの高機能ジャケットで乗り切ります。この日は午前中に荷物が必要な用事があり、やむなくカバンを持っていたのですが、その用が終わるやいなやカバンをコインロッカーにインし、心を軽くしてから北千住に向かいました。400円も帰りにそこに寄る手間も、手ぶらのためなら惜しくない。夕暮れ時、傘を持って出かけた方がいいとの予報通り少し雨粒が落ちてきました。当然傘を持たない僕は「天七」にて贅沢な雨宿りをさせてもらう事にしました。雨が上がるのを待ちながら串揚げを立ちでいただきます。
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053 北千住・大はし 【kitasenju・ōhashi】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
次なる町は
はい、ドン
足立区は 北千住でありんす
あんま行かないとこ
早めに着いたので
ちょいとあたりをプラっとして
で、
三浪の目当てはこの通りにあるらしい
はい、ドン
大はしさん
東京三大煮込みに数えられる名店ですな
北方からの風に運ばれて
その噂は かねがね聴いておりました
まずはルービーからっしょ
おっと
写真が無い
無いのではなく
こちら、店内撮影禁止とのこと
ここは従わざるを得ない
キレイに呑みましょ
モチ野ロン太郎で煮込み一丁
豆腐と牛のスタイル
もう一品
ホヤを
ホヤって磯の空気を圧縮したヤツだろ
口に入れるとテトラポットに打ち付ける波が見える
キレイな海じゃぁねんだわ
好きです
そんなこんなでルービー追加
煮込みもペロリで
「煮込み、もう一丁いっとく?」
なんて話してたら
威勢のいい おやっさん
俺たちの煮込みの皿を見て
「まだ残ってるよ!」
5mm角の豆腐 ✖ 1
と
3mm角の肉 ✖ 1
オンリー!
いや!
助かるね!
麻布十番だったら
これの3割手前で持ってかれっから
汁ごとすするように平らげ
おかわり
2杯目もキレイにいただいて
ごちそうさま
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
秋冬春と重ね着をたくさんしてきたから、その反動で一気に引き算がしたくなる。ロンTも潔く1枚で。色もシンプルに拾っていきます。それでも、まだ柄やHONDAのロゴがうるさいので夏本番に向けまだまだ引き算の余地がありそう。そして、6月は靴の天敵雨の季節。この時期はいつ降られるかわからない。頑張って買ったAldenのストレートチップやお気に入りのadidasのZXにはしばし雨宿りをしてもらって、ちょっと早めにビーチサンダルを履いてみよう。どうせ7月から毎日のように履くのだから、1か月くらい前倒ししても問題ない。先ドリってことにもなりますしね(そう言えば、パンツもリネンだ)。濡れるために作られてるものだからどんな豪雨も怖くない。苦手な梅雨はロンTとビーサンで乗り切ろう。その先には大好きな夏が待っている。
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052 麻布十番・あべちゃん別館 【azabujūban・abechan bekkan】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
麻布十番ラストっす
2軒目に行こうとしてて
混んでたから
あとまわしだべ
ってなもんで
4軒目にリベンジ
あべちゃん
(下部のフォント 怖くね?)
しかしねぇ
本店は やっぱ混んでてさ
別館なの
スっと入れたから
ま、いい
赤い星が麻布十番の夜に流れる
あ、
混んでる お店
並んでまで呑まないすよ我々
だって
並んでる時
呑めないじゃん
イカした煮込み
盛りがビューティーな漬物
パねぇキュウリのエッジ
遅め入店で
目当ての串がけっこうヤマで
でも
出してもらったヤツどれも旨かったなぁ
七味を定位置に置くのを待ててないもの
だし巻き卵のロマン
カツオ出汁あたりを鶏卵に合わせる
魚とニワトリの卵
自然じゃ絶対に出逢わないもんな
旨いメシ食ってっと
たまに
ここのゾーンの感動に入るわ
で、
命に感謝
食い物は残しちゃいけねぇ
このあたりでレモンサワーに切り替えつつ
サリアツなシイタケあたりで〆にもってく
てなとこで
その日のラッキーナンバーが
10
だったら
いや、
理由はなんでもいい
また麻布十番に来よう
帰り
オーダーストップの本店
終わり際どれくらい お客いるんだ?
チラっ
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
今回1番の目的地であったあべちゃん本店には弾かれる格好となりました。残念無念です。目当ての店に確実に入る方法として、予約をするというやり方あります。でも、僕はこれがどうも苦手です。というか、好きじゃない。だって、当日にならないと、その時間にならないと何の気分になってるかわからないでしょ?焼きとんの口で、旬魚のカルパッチョはいけないですから。そもそも酒を呑んでアホになろうなんて奴がキチキチ予約をするなんてどないやねんです。そこはフラフラっと導かれるがままに。人生はタイミング。今回はあべちゃん本店のタイミングじゃなかっただけのこと。いつか然るべきときに食べに来いよということです。今度フラっと寄らしてもらいます。ただ、女の子の機嫌を損ねる恐れがあるのでデートのときは彼女の好みを聞いたらこっそり予約をしておきましょう。
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