051 麻布十番・山忠 【azabujūban・yamatyū】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
麻布十番3軒目
こちらは三浪からのススメ
「どんな感じのとこ?」
「藤八っぽいすわ」
「ほうほう」
呑み歩き51軒目ともなると
店を店で例えられて
それが共通言語となる
ちなみに中目黒編 藤八 さんリンク
そんなこんなで
山忠さんへイン
ルービーをリッターでいくよ
ジョッキ
もっとデカくても上等だけどね!
なにアテていきましょ
カウンターに惣菜を鎮座させるスタイル好きだわぁ
子供の頃にTVで見てた
居酒屋のコントって
だいたいカウンター総菜スタイルだったなー
その頃から憧れてたわ
和風に麻婆をアレしたヤツと
タケノコをソレしたヤツ
この流れ
ポン酒に切り替えてもいいよね
肉系
野菜系いったし
バランスで
魚
マミツのバランス重要
任したら揚げ物オンリーでラッシュ キメてくるヤツぜんぜんいるからね
で、〆サバはと言うと
浅めの〆で旨し
DHAをサンキュー サバっち
ずっと賑やかでいいとこだった
ごちそうさまでした
さっき入れなかったとこに
リベンジかましに
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
トラックパンツやスウェットパンツなど、本来よそゆきのファッションに落としこみにくいもの(部屋着的アイテム)を着るときは、カチっとしたアイテムでバランスを取る。シャツやジャケット、革靴なんかがそれです。方程式ってやつです。これで安心ですね。でも、世の中にはそんな小細工をせずとも、ファッションに落としこめる強者がいます。もうまとっているよそゆきオーラとでもいいましょうか。何着てもファッションにできちゃう人たち。イケメンとか小顔とかそういう事ではなくて。こういう人たちはスウェットパンツにTシャツでも、トラックパンツにトラックジャケットでも単なるインドアやスポーツではないファッションにできてしまうんです(最強)。ここにはもう方程式は存在しません。誰が着てるかです。服が似合うことって本当にかっこいい。僕もそろそろ今夏はトラックパンツにTシャツで出かけてみましょうか。
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文・編集:ヌマタリョウ Twitte
港区
立ちで、天ぷらで呑れる店 天つゆに入った大根おろしをつまみになんてしみったれた呑み方はやめておこう ここは港区さ!
オシャレな立ち呑みスタイル こういったスタイルの店の形式をなんて言えばいいのかいいのだろう?なので “ オシャレ ” しか出てこない シャンパンをもっきってくれる やられちまうね!
居酒屋 of 居酒屋 居酒屋の定義 それはツマミの守備範囲 例えば “ 陸・海・空 ” の食材どれも旨い みたいな カウンターに置かれた惣菜が絶景
この地域で醤油ダレが焦げる旨そうな匂いがしたら、その匂いに連いていきなされ こちら “ あべちゃん ” の本店にたどり着くはず しかし、人気店 いつも混んでいる そんな時はこちらの別館に通してもらおう
立ち呑みってのは、今日はどこで呑む?そんな作戦会議をする “0” 軒目 やまとやさんは、駅から最速でたどり着けるよ
東京にもあったんだ、と 福山雅治も驚くだろう 東京の水をつかった酒蔵さん
TAMACHI CITY HARDCORE 暖簾の奥から溢れる歴史が作ったハンパねぇオーラ 酒場の黒帯を目指すなら確実に通過せねばならない場所
デカい暖簾、そして、それは “ 黒地に白抜き ” ってぇんだから間違いねぇ ガバっとめくって入っちゃおう
世界一、立ち呑みがあるんじゃないかな?新橋って 俺らは此処を選んだって話
初めて此処で “ シロ ” 串を食べたときに、シロの概念が変わったね タレの味もグンのバツよ
いくつもの夜をここで創った 翌日、昨日の反省しに行こうや、ってなもんで
新橋の夜 此処に有 16時オープンなんでライバルが多い しかし、新橋に来たなら入らないとなとこ
やっぱ〆はチーターでシース―っしょ 各町にあれば、一軒おさえておきましょう
050 麻布十番・bistro あわ 【azabujūban・bistro awa】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
ちゃす
麻布十番2軒目っす
さて
2軒目は お目当てのところがあってね
道を調べて
さ、次へ行こうか
満席かいっ!
いやね、
さすが麻布十番ですよ
お客、卓にゆったり座ってやがる
新橋なら6人座るとこに2人ってとこ
店側も詰めねぇんだわ
じゃ、
もっちょい立ちで会議すっか
ってなわけで
2軒目は bistro あわ さん
マミツチョイス
よし
レバーいっとくか
旨い
ルービーすすぃっと
ここで切り替えて
こちらの名物らしい
もっきりのシャンパンを
おっとっとぉ
表面張力
大人の理科の授業
マミツ もういっちょいっとこうよ
はい これで
マッシュルームでシャンパンを呑る
ってもう世界観POPEYEだね
シイタケで日本酒ってのとはわけが違うってなもんよアナタ
ペロリ
ゴクリ
で、ごちそうさま
おっと、領収書を忘れずに
あて名はね・・・
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
ファッションは自由です。なので、基本的に“あえて”とか“逆に”とかが入りこむ余地はあるんです。コーディネートは3色までとか、上が大きければ下はタイトにとか、誰が決めたかわからないルールは破りまくればいい。でも、守るべきルールもあります。ボタンダウンのボタンは留めましょう。ここで“あえて”は通用しません。あえてしまえば、ルールを知らない奴になってしまいます。ボタンダウンは乗馬競技ポロの選手がユニフォームの襟が風にあおられバタバタするのを押さえるためにボタンで留めていた事に由来すると言われています。あのボタンは留めるためについているんです。外したら風でバタバタするんです。意図があって、そうなっているものは崩してはいけない。オリジナルアルバムをシャッフルで聴くようなものです。iPhoneにカバーをつけるようなものです。「深海(ミスチルの5thアルバム)」は裸のiPhoneで順番に聴かないと。あとボタンダウンのシャツはノーネクタイで第一ボタンを外して着るというルールがありますが、下がトラックパンツなので第一ボタンは“あえて”留めています。
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文・編集:ヌマタリョウ Twitte
049 麻布十番・喜久や 【azabujūban・kikuya】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
はい
町は変わって
麻布十番でございます
なんといいますか
オシャレな空気は感じるんですが
どこか下町が見え隠れするような
そんな
なんて言えばいいんだろうな町です
そのあたり
酒場巡りから探っていきたいと
で、
1軒目は 喜久や さん
立ちで赤星から
こちら天ぷらで呑れるらしい
まずは店を試すリトマス試験紙
ポテサラから
マスタードなんてシャレたのが忍んでやがる
いいね
ガッツリ反応
じゃあ天ぷらいってみっか
揚げたてをちょいと待って
烏賊 / 万願寺 / 大根
クォリティ高し
これは呑れるわ
メニューから
カラアゲも旨そうな気配を感じて
喉から胃袋までのストレート
赤星がカラアゲを追いかけていったね
やはりこの町はオシャレな町なんだと感じたこと
それは
「こちらの お皿下げますね」
のジャッジが早い!
天つゆの中の大根おろしオンリーを
チビチビとツモって呑っていた俺たちは
この町の住人で無いことは明らかだ
ここが赤羽なら
あらゆるところから怒号が
そして警察沙汰さ
しかし、我ら洒落酒組は
町に従うのです
“ キレイに呑む ” ってこと
これがすべて
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
洗練されたオシャレな街並みに、昔ながらの商店街が残る麻布十番。新旧がうまく交わりながら、大使館もあり、国際色豊か。この街にはトラックパンツにキャップがよく馴染みます。最近はデカイ服を着続けていた反動で、少し細いパンツも気になってきました(上はまだまだデカイの一辺倒!)。トラックパンツなら細くてもカチっとし過ぎず、あくまでもラフに履けます。こいつはテーパードがかかっているし、ベルトループもある優れもの。まさにジャージではなくトラックパンツと呼ぶのにふさわしい。どうやらアメリカのスポーツ用品ブランドらしいのですが、よくわかりません。まあ、カッコいいからいいんです。スポーティなパンツを履くときは完全にスポーツにならないように気をつけます(完全にスポーツでもファッションに持っていけたら最強なのだが)。そのスポーツ軽減アイテムとして、シャツをチョイス。腕、襟、胸にこれでもかというくらいWranglerの刺繍。おもしろいです。今回も代々木上原に続いて近所に住んでる奴スタイルです。張り切らないでどーぞ。
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文・編集:ヌマタリョウ Twitter
048 代々木上原・終日one 【yoyogiuehara・syūjitsu one】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
代々木上原4軒目
この町の〆でございます
終日oneさん
さ、
クラフトビールなんかで粋がろう
こちらのフィッシュ&チップスが旨いという噂を俺達は仕入れている
ということは?
そう、
注文
初めてフィッシュ&チップスを食した時って
「なんで酢だよ!?UKのヤツらの舌はイカレてんのか!?いいからタルタルとケチャップをもっとよこせよ!」
と息巻いていたのも昔の話
今じゃあ ビネガー ( ←オシャレに言ったね! ) をたっぷりとかけて “ グフっ ” とむせたいくらいさ!
さらに
こちらのレモンサワーが旨いという噂を俺達は仕入れている
ということは?
旨いわ
そんでこちらのレモンサワー
おかわりの際に前のレモン残しで追ってくれる
超初恋
3回で溢れるので、4杯目は 振り出しに戻る
そんなんでついつい呑み過ぎ
そろそろ〆
かすうどんをキメる
傍らにグラスパンパンのレモン
そして写真のピントも合わなくなってくる
どぅるどぅるっとやって
ごちそうさま
旨い酒とメシにやられちゃって
気づいたら知らない駅に飛ばされちまってた
“ 酒呑みは
やっこ豆腐と
さも似たり
始め四角で
末はグズグズ ”
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
酒呑みになるにはたくさんの酒を呑めばいい。それと同じように、オシャレになるにはたくさんの服を手にすればいい。とにかくいろんな服に触れることです。僕もこれまでに数えきれないほどの服を見て買ってきました。その中でたびたび現れるんです。一度も日の目を見ないヤツらが。大量のタンスの肥やし。服好きあるあるです。これ、一見無駄使いになっているように思うんですけど、そんなことないんです。いわゆる勉強代。その服を手にした事自体に意味がありますから。違うとわかった事に。若いうちは打席に多く立たせろってやつです。多くの凡打がバッターを成長させるそれです。現に打率は上がっていってます。「悩んだら買うな」という格言も手に入れました。まあ、まだまだプライスタグがついたままの服が部屋にたくさんあるんですけど。若いってことですね。少年よタンスの肥やしを抱け!
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文・編集:ヌマタリョウ Twitter
047 代々木上原・ジャンプ 【yoyogiuehara・jump】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
代々木上原3軒目はこちら
ジャンプさん
扉の前から感じる ワイガヤ系 THE大衆酒場
“ オシャレなお店が多そう ”
そんな予備知識を抱えてやってきた町ですが
こんなところにアタると
「ただいま」と言ってしまいそう
いや、言ってたわ
赤星
注ぎ手は瓶ビマイスターこと、俺
モチ野ロン太郎で
すり切りノンバブル
マミツは
マグロ納豆 / ハムカツ / サバ塩焼き
赤星をビシィッとノドに
乾杯、とグラスが弾ける
ノドに鳴るアルコール
皿をつつく箸
厨房の慌ただしさ
労い
祝福
愚痴
それらが混ざりあい奏でる交響曲
大衆酒場フィルハーモニーオーケストラ
これを聞きに、呑みに
今日も この店、あの店へ
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
ファッションは回るなんて言葉をよく耳にします。今90sがアツかったり、古着率が上がってきたり、基本的にファッションはリバイバルの繰り返しです(他もそうか)。その周期は切り口によって様々で400mトラック、200mトラック、もっというと142m、354mトラックが同じ競技場にあるイメージです。僕個人の小さなトラックもその競技場にあり、ようやく1周したのか昔着ていて、しばらくご無沙汰だった服を最近よく着ます。今回穿いているパンツも8年前に買ったものなんです。6年くらい出番がない状態だったのですが、去年ピンと来ていきなり先発に抜擢したら凄くいい仕事をしてくれたので、それからちょくちょく使っています。一生着れる服とは、一生のうちに何周もしてホームストレートに帰ってくる度に着れる服の事だと思います(僕はまだ2周目ですが)。そしてそれは僕がまだオシャレ1、2年生だった頃に師匠が選んでくれた服だったりします。しっかりとした感覚で選んだいい服には必ず出番がやってきます。そういうカムバック可能服をこれからも手にしていきたいです。
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文・編集:ヌマタリョウ Twitter
046 代々木上原・はたがやレバー 【yoyogiuehara・hatagayaliver】
金雀・田中三浪がいい服を着て、いい酒場に行く「洒落酒」
まいど!
2軒目!
それは、はたがやレバーさん!
モチ野ロン太郎で
幡ヶ谷に本店がありますなぁ
さ、
瓶から入りましょ
ジョッキ生より
瓶LOVEが どんどん加速してるわ
デネ、
代々木上原を訪れた理由ってのがさ
こちらのお店に来たかったからなの
それが
ハイ
ドン
レバ刺しよ
なんでも “ 低温殺菌 ” ってのを施してあって
合法なんだって
その “ 低温殺菌 ” のカラクリを別にお店には聞かなかったけども
うん
そんで
まあ
所謂 “ たたき ” みてぇなもんだと思ったら
あら
ご無沙汰しておりました
懐かしいねぇ
お帰りなさい
ってなもんでさ
あの頃のレバ刺しよ
レバ刺しの肝心要 ← ( レバー、肝臓だけに!おもしろい! )
それは “ エッジ ”
つまり、切り口に立つ “ 角 ”
新鮮なレバーってのは切り口が直角なのよね
で、
低温殺菌スタイルのこちらは
多少 “ テロり ” としてたかな
まあ、熱入れんてんだから なっちゃうか
何より、旨さが近いんだから助かるってなもんでね
追加で串ぃ~
いやぁ
串も旨いわ
旨いモツ串って
己の歯と
ブリリリリン
ってJAMるんだわ
そんで胃袋ん中でGROOVE
あ、
そうそう
焼肉屋でさ
「焼いて食べてくださいね~」
なんて囁かれて
完璧に “ ゴマ油タレ ” が横に添えられてる
“ あの ” レバーを出してくれる店を俺は何軒か知って。。。
おっと
役所勤めの諸君
質問は後だ
さ、次へ行こうか
田中三浪 Twitter
このボンタン型のカシャカシャパンツ、実はポケットがついてないんです。まあ、こういうイージーパンツ的なものだとよくあることですが。手ぶらをこよなく愛する僕の財布はいつも決まってパンツの右尻ポケットに。これを穿けばその収納スペースを失う事になります。しかし、どうしてもこのパンツが履きたかったんで、このパンツの脚だったんで失う事にしました。カバンを持つ選択肢は代々木上原という街のイメージに消されている。そこで僕は財布を放棄し、ジャケットのサイドポケットに1万円を裸で忍ばせました。お札とお釣りでうまれる事になる小銭ならギリギリジャケットの形も崩れないというジャッジ。こういうのもまたファッションだと思うんです。機能を“あえて”棄てる。ポケットがないパンツを穿くことも、財布を留守番させることも、ホワイトデーを過ぎたら冬素材を着ないことも、夜6時以降何も食べないこともファッションです。やはりおしゃれは我慢ですね。
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文・編集:ヌマタリョウ Twitter